BTS花様年華のストーリーを解説&考察!怖い?完結してる?見る順番は?

BTSの花様年華BTS
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2015年から始まったBTSの「花様年華」シリーズ。

メンバーが役を演じているMVはあまりにも緻密で、壮大なストーリー仕立てとなっていることが話題を呼びました。

一方で「話が難しすぎる!」と感じるファンも多く、今でもさまざまな推理がされています。

MVや『花様年華note』などに隠されたヒントをもとに、複雑な花様年華の物語を少しでも理解できるように解説および考察をしていきます!

花様年華はなんて読む?意味は?

2000年公開の香港映画のタイトルとしても知られている「花様年華」。

日本語では「かようねんか」と読み、韓国語では「화양연화(ファヤンヨンファ)」と書きます。

「花様年華」は、中国語で「花のように美しい時代、青春時代」を意味する言葉で、ナムジュンは「人生で最も美しい瞬間、青春」という意味を付け加えています。

誰もが経験する青春時代の大胆さや脆さ、迷い、葛藤。

それらと向き合いながら、成長しようとする姿が描かれているのがBTSの「花様年華」です。

花様年華のストーリーを理解するために見るべき順番

花様年華のストーリーをひも解いていく上で、チェックすべき動画を順番に紹介していきます!

1.『I NEED U』

2.『RUN』

3.『花様年華 on stage:prologue』

4.『WINGS ’Boy Meets Evil’ Comeback Trailer』

5.『WINGS Short Film』

6.『Euphoria』

7.『LOVE YOURSELF Highlight Reel ‘起承轉結’』

8.『Blood Sweat & Tears』

9.『FAKE LOVE Official Teaser 1』

10.『FAKE LOVE』

 

花様年華のストーリーを解説・考察

花様年華シリーズの動画の解説・考察

『花様年華』は、学生時代に知り合った7人の少年たちが織りなす青春の物語です。

少年たちがともに楽しそうな時間を過ごす一方で、ひとりひとりが抱える闇のような部分も描かれています。

7人の過去(『花様年華note』より)

まず、少年たちが抱えるそれぞれの過去を簡単に説明していきます。

ナムジュン:一緒に働いていたアルバイトの男性が配達中に事故で亡くなる。その原因が自分だったかもしれないことに気づき、罪悪感と同時に安心感も抱いている自分に困惑する。ずっと面倒を見ていた病気の父親に「お前だけでも生きるんだ」と言われ、父親を置いて青春時代を過ごした場所に戻り、コンテナで暮らし始める。

ユンギ:母親を火事で亡くす。ピアノをやっていた母親の影響を受けて、ユンギもピアノを弾いて音楽制作をしている。母親とピアノに囚われていて、人と深い関係を築くことを恐れている。

ジン:父親や先生の期待に応えたいという思いが強く、「いい人になる」という言葉に囚われている。学生時代、仲良くしていたはずの6人の行動を逐一先生に報告し、裏切り行為をしていた。

ホソク:母親と行った遊園地に突然置いていかれたことで強いトラウマを抱く一方、母親ともう一度暮らすことを夢見ている。居眠り病を患っているため、薬を服用している。しかし、居眠り病というのはホソクの思い込みで、実際には患っていない。

ジミン:小さい頃に迷子になったジミンは、草花樹木園の倉庫で何かを目撃し、トラウマを抱える。その後、両親に精神病棟へ入院させられる。

テテ:父親の暴力が原因で、母親が家を出て行ってしまう。しかし、父親の暴力がなくなることはなく、姉と自分が犠牲となる。

ジョングク:父親が、母親とジョングクの元を去り、母親が再婚をする。新しい父親と兄ができたことで居場所がなくなり、ふらふらと日々を過ごす。6人のヒョンたちに出会い、大切な存在になる。

 

これら7人の過去を踏まえた上でMVを見返すと、それぞれのストーリーが理解しやすくなります。

 

次に、花様年華のストーリーを理解する上で、ポイントとなるシーンをご紹介していきます。

ジンと百合の花(『I NEED U』より)

このストーリーの中で、ジンは6人を幸せにするために百合の花を燃やして「タイムリープ」をしていると考えられています。

ジンはなぜタイムリープをする必要があったのでしょうか。

6人の不幸(『I NEED U』と『花様年華note』より)

学生時代を一緒に過ごした少年たちは、それぞれ暗い過去を抱えていることがわかりました。

そんな彼らに、さらなる不幸な出来事が起こります。

ナムジュン:ガソリンスタンドでお金を投げ捨てた客と喧嘩をし、拘置所へ

ユンギ:火事を起こして自殺

ホソク:階段から転落し、入院

テテ:父親を殺害

ジミン:風呂場で自殺

ジョングク:ビルの屋上から転落死

 

実は、これらはジンがタイムリープを起こす前の「本当の世界」で6人の少年たちに起こるはずだった不幸だと言われています。

6人を救うために、ジンはタイムリープを繰り返していると考えられます。

海の展望台(『I NEED U』と『花様年華 on stage:prologue』より)

青春時代を共に過ごした思い出の場所である海。

『I NEED U』の最後のシーンに海の描写がありますが、そこには展望台はありません。

しかし、『Prologue』では展望台が完成していて、テテが飛び込む描写がありますよね。

そのため、『Prologue』で描かれているストーリーは学生時代の回想ではなく、タイムリープ後の世界である可能性が高いです。

そして、タイムリープを繰り返した『RUN』での結果が、7人が穏やかな日々を過ごす『Prologue』の世界として描かれているのではないかと考えられます。

しかし、また不幸が訪れます。

ジンはここでテテが海に飛び込んで溺れてしまう不幸を予測することができず、タイムリープは失敗に終わってしまいます。

海とテテ(『RUN』より)

ナムジュンがコンテナに住んでいるシーンから、『RUN』もタイムリープ後の世界だということがわかります。

公開された順番は『Prologue』が先なので、『RUN』の世界が後なのではとも考えられますが、タイムリープを繰り返していた頃を回想しているのが『RUN』と考えると話が繋がっていきます。

『RUN』のMVは、テテが水の中に落ちていくところから始まり、水に落ちたテテが戻ってきて終わります。

それは『Prologue』の最後、テテが飛び込んだ後に再びタイムリープが起き、テテを救うことが出来たことを意味していると考えられます。

まとめると、『I NEED U』では本当の世界で起こるはずだった不幸が、『RUN』ではタイムリープを繰り返して幸せな世界を手に入れるために奮闘している姿が、『Prologue』では幸せを手に入れた世界(結果は失敗)が描かれていることがわかります。