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韓国の5人組ガールズグループNewJeansが日本でも爆発的な人気を集める中、「NewJeansおじさん」という新しい造語が注目を集めています。
今回は、この「NewJeansおじさん」とは何なのか、なぜ中年男性がNewJeansにハマるのか、そしてなぜ一部で問題視されているのかについて、詳しく見ていきましょう。
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NewJeansおじさんとは？
「NewJeansおじさん」とは、これまでK-POPに特別な関心を持っていなかったにもかかわらず、NewJeansだけを別格視してファンになった中年男性のことを指します。
この言葉は、SNS上で広まり、一種の社会現象となっています。
興味深いことに、「NewJeansおじさん」を自称する人々も現れています。
例えば、2023年8月に開催された「SUMMER SONIC 2023」では、NewJeansのステージを見た中高年の男性たちが、「朝4時起きだったNewJeansおじさん」「サマソニ1日目昼からNewJeansおじさんになりトリのBlurで大感動」などと、SNSで自らの体験を報告していました。
2024年6月に東京ドームで開催されたNewJeansの単独来日ファンミーティングでは、平日にもかかわらず2日間で9万1200人を動員しましたが、この中には多くの「NewJeansおじさん」も含まれていたと推測されます。
そして、このイベントでHANNI（ハニ）が松田聖子の「青い珊瑚礁」をカバーしましたが、この選曲には44歳のミンヒジンADOR代表の意向が反映されており、運営側も中高年層へのアプローチを意識していることがうかがえます。
なぜおじさんはNewJeansにハマるのか？
NewJeansが中高年層、特に男性を魅了する理由はいくつか考えられます。
1. レトロな音楽性
NewJeansの楽曲は、80年代から90年代の要素が落とし込まれたR&B調のサウンドが特徴です。
この音楽性が、その時代に若者だった中高年層の心に強く訴えかけています。
懐かしさと新しさが融合した彼女たちの音楽は、世代を超えた魅力を持っているのです。
2. 映像の世界観
NewJeansのミュージックビデオやパフォーマンス映像は、90年代のビデオカメラで撮影したような画質の粗さが特徴的です。
この独特の映像美が、中高年層にノスタルジーを感じさせる要因となっています。
3. 純粋な魅力
NewJeansのパフォーマンスや楽曲の質の高さ、そしてメンバーの魅力そのものに純粋に惹かれる中高年層も少なくありません。
K-POPの歴史や文化に詳しくなくても、彼女たちの才能や魅力は十分に伝わってくるのです。
4. 新しい発見の喜び
これまでK-POPに関心がなかった中高年層にとって、NewJeansは新しい音楽との出会いを意味します。
その新鮮な体験が、彼らを熱心なファンへと変えているのかもしれません。
NewJeansおじさんが問題視・批判される理由は？
一方で、「NewJeansおじさん」の存在に対して批判的な声も上がっています。
その理由は主に以下の点にあります。
1. K-POP文化への理解不足
これまでのK-POPの音楽性や歴史、ファン文化に対する理解や敬意が不足しているという指摘があります。
NewJeansだけを特別視し、他のK-POPアーティストや長年のファンの存在を軽視しているように見える点が問題視されています。
2. 上から目線の態度
一部の「NewJeansおじさん」が、「普段いい音楽を聴いている自分がNewJeansだけは認めてやっている」といった高圧的な態度を取ることへの反発があります。新規参入者としての謙虚さが欠けているという批判です。