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『ヨンパリ~君に愛を届けたい~』のネタバレ
ハンシングループの会長ドジュンの腹違いの妹であるヨジンは、ハンシングループ唯一の正統な後継者でした。
しかし、3年前にライバル会社の息子と恋に落ちたヨジンは交通事故でその彼を失い、ショックのあまり当時の会長であった父の目の前で窓ガラスを割って飛び降り、昏睡状態に——。
12階のVIPフロアで働くようになったテヒョンは、入ることができない制限区域に入院しているヨジンのそんな過去を知ります。
事故から3年も経つのに未だに病室にいるというのはどういうことなのか…。
興味を持ったテヒョンは、ヨジンの担当医師になることを院長に許されヨジンの病室に入ります。
するとそこには、意図的に植物状態にさせられていた、まるで眠れる森の美女状態のヨジンがいました。
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しかし、実は眠りの中でも意識が徐々に戻ってきていたヨジンは、体は動かせなくとも耳で病室での話しは聴いていました。
そんなある日、遂に眠りから覚めたヨジンは、妹を助けるためにお金が必要なテヒョンの状況を聞いていたため、そのお金を用意するから自分をここから出して欲しいとお願いします。
後日、イ科長が明日手術室でヨジンの命を奪うと話ているのを聞いてしまったと、テヒョンの前で涙するヨジン。
テヒョンは彼女を抱きしめ、「俺はヨンパリ(闇医者)だ」と彼女を勇気づけ無事に救出することを決意します。
そして迎えた運命の日、計画では手術中にわざと心肺停止をさせてヨジンが亡くなったことにしてドジュンを騙し、テヒョンがすぐに戻り彼女を救うことになっていました。
ところが部屋を出たところドジュンの手下ともみ合いになり、何とテヒョンはお腹を撃たれます。
それでもヨジンを救うためよたつきながら手術室に入り、かなり危ないところでしたが、テヒョンの執念の心臓マッサージでヨジンは何とか一命を取り留めます。
ヨジンは別の顔全体が包帯で巻かれたICU患者と入れ替わり、テヒョンの味方の看護師によって守られていました。
一方のテヒョンはかなり危ない状況が続いていましたが、彼に好意を持つチェヨンの尽力で目覚め、その夜ヨジンの部屋へ。
目まで包帯で巻かれたヨジンを車いすに乗せ病院の屋上へ連れて行き、包帯をときます。
3年ぶりに外に出て風を感じたヨジンは、涙を流しながらビルの屋上からの景色を眺めるのでした。
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その後、チェヨンと2人で話す機会があったテヒョンは、そこでヨジンの過去を更に詳しく聞きます。
3年前、ヨジンは恋人のソンフンと愛し合ってたが、反対されていたため、その日は2人だけで結婚式をする予定で車に乗り、その道中の交通事故でソンフンを亡くしたのでした。
この交通事故は当時の会長である父のせいだと思ったヨジンは、そんな父の最愛の娘である自分の命を奪うことで父へ復讐することを考えました。
そうして窓ガラスを突き破り、飛び降り自殺を試みるも一命を取り留めたヨジン。
そこで当時癌で既に余命半年ほどとわかっていたヨジンの父は、自分がこの世を去るまでヨジンを眠らせておくように指示。
憎い父に会わなければもう自殺しようなんて考えはしないだろう…という父の愛ゆえの選択でした。
その半年後に亡くなったヨジンの父は結局ヨジンを覚醒させることができず、それを利用したドジュンの思惑で3年間も眠らされていたのでした。
それを聞いたテヒョンは、病院に戻りヨジンを車に乗せて走り出します。
その道路は3年前にヨジンが交通事故に遭った道で、到着した場所は結婚式をしようと考えていた聖堂でした。
涙を流すヨジンを教会に連れていき携帯電話を渡すテヒョン。
テヒョンの妹はドジュンが助けてくれることになったから、この携帯でコ社長に電話するなり好きにしろ、自分の世界へ帰れと突き放します。
そして「死んだ人に嫉妬するのは嫌だ」と思わぬ告白をして去っていきました。
しばらく悩むヨジン…最終的に彼女が電話をかけた相手は、「ヨンパリ」でした。
期待をして車で待っていたテヒョンは走ってヨジンの元へいき、想いが通じった2人はキスをするのでした。
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亡き父の遺言が制限区域にあることに気付いたヨジンは、再び病院へ戻ります。
苦労の末に見つけたその遺言は父からのビデオレターでした。
そこでヨジンの父は、最後まで守ってあげられずすまないという謝罪から始まり、衝撃の事実を話し始めました。
なんとヨジンの恋人だったソンフンがドジュンと内通しており、意図的にヨジンに近づいたこと。
ドジュンは取締役会でヨジンを追い出そうと画策していましたが、意図せず愛してしまったヨジンにまで欲を出したソンフンもろとも命を奪えと指示し、3年前の事故が起きたということでした。
そして、ヨジンのベッドにハンシングループの系列会社の不正を調べたUSBがあるからそれを使ってハンシングループのトップに立ち会社を守って欲しい…。
父の遺言を聞いたヨジンは何かを決心したような表情で、やってきた秘書にひざまづくように命令。
その後、ドジュンの法的保護者という立場の今ではまた閉じ込められるのが目に見えているので、婚姻届けを出して法的保護者になって欲しいとテヒョンにお願いするのでした。
そうして迎えたヨジンのお葬式当日。
各界の要人たちが招待され、ヨジンのお葬式と同時にドジュンの会長就任式のような雰囲気が流れていました。
そこでへ変装したヨジンが突然現れざわつく会場。
驚きながらも自分が法的保護者だと最後まで抵抗するドジュンでしたが、そこへテヒョンが婚姻届けを提出して登場。
さらにヨジンが事前に検察に不正をリークしており、遂にドジュンが捕まります。
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コ社長も一緒に連行され、ヨジンは晴れて会長の座に就くのでした。
そうして自分の家に戻ったヨジンは、テヒョンと共に一緒に晩御飯を作りつかの間の幸せな時間を過ごします。
翌朝、綺麗に着飾ったヨジンの家にハンシングループの役員たちが集まります。
コ社長が警察内で自殺した知らせを受け、父から受け取ったUSBを見せながら次のコ社長は誰でしょうと不敵な笑みを浮かべるヨジン。
この3年間、誰一人として自分を起こそうとしなかった人たちへ、ヨジンの復讐が始まりました。
以前、ドジュンからもう用なしと捨てられ、お腹を刺され危ない状況に陥っていたイ科長。
自分を殺そうとしたイ科長が許せないヨジンは彼の命も奪うことを考えていましたが、テヒョンの必死の説得によりイ科長は生かされます。
そうしてかつて自分が寝かされていた制限区域のベッドに眠るドジュンに会いに行くヨジン。
検察を出たところをヨジンが狙い、彼を制限区域に閉じ込めていたのでした。
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ヨジンの手を汚させないために、イ科長に内密に頼んでドジュンを12階から救出する作戦を立てたテヒョン。
チェヨンが用意したヘリコプターに乗って逃がす予定だったのですが、あと一歩のところで追手に襲われ遂に亡くなります。
結局この結末を防げなかったテヒョンは、お前がやったのかとヨジンに詰め寄ります。
直接手を下したわけではなかったものの、以前から亡きソンフンの父チェ会長からドジュンを渡せと言われていたヨジン。
テヒョンがドジュンを外に出すのを知っており、それをチェ会長が追ってドジュンを仕留めることをすべてわかっていた上で黙認していたのでした。
「そうよ、私を助けたことを後悔してる?」と尋ねるヨジンに対し、後悔していると返すテヒョン。
何とか彼女を理解したいテヒョンでしたが、復讐に目がくらむ彼女のそばで会長の夫として過ごすことが苦痛になったテヒョンは、ヨジンへ別れを告げるのでした。
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それから半年後、小さな診療所を開き平凡な毎日を生きているテヒョン。
アメリカで手術を受け命が助かった妹のソヒョンと共にのどかな生活をしており、すっかり一般人に戻ったチェヨンもたまに彼に会いに来ていました。
一方で相変わらず鋭い目つきをしたヨジンはチェ会長を追いこみ、ようやくすべての復讐を終えようとしていました。
ところがある日、ヨジンの家の執事の機転でヨジンの命が危ないことを知ったテヒョン。
なんと、ヨジンはドジュンの復讐を目論むチェヨンの指示で少しずつ毒を盛られていたのでした。
毎日飲む水に微量の毒が入っており、それにより少しずつ弱っていくヨジンは遂に精神的におかしくなってしまいます。
ヨジンの周囲の人物をみんな自分の味方につけ、ヨジンの亡き後の計画を話すチェヨン。
ところがチェヨンを信頼しているテヒョンは、ヨジンが危ないことをチェヨンに話し、「無理に降りてこなくていい、必要なら俺が13階にいく」と伝えて欲しいと伝言します。
それは以前ヨジンが疲れ切ってテヒョンに会いに来た際、ヨジンが13階から降りる決意をした、つまり会長の座を捨ててテヒョンの元に降りてくることを決めたと言っていたためでした。
すべてを計画している張本人であるチェヨンは、テヒョンにヨジンは大したことないと電話します。
伝言を伝えてくれたかと聞くテヒョンに対し、チェヨンは「え?もちろん伝えたわ、自分はハンシン病院の12階には行かないって…」と作り話を伝えます。
自分は確かに13階と伝えたはず…何かがおかしいと感じ、ヨジンの味方である執事とヨジンの指示で自分のボディガードとしてそばにいたサンチョルと共に動き始めるテヒョン。
チェヨンと役員たちが集まるとわかっている日に、テヒョンはヨジンの家に忍び込み、2階で車いすに座りどこか遠くを見ているヨジンを見つけます。
もう誰が誰かもわからないほど精神的におかしくなっていたヨジンでしたが、愛するテヒョンの顔を見て正気を取り戻し、テヒョンの顔を触り涙します。
1階ですでに集まっていたチェヨンとその配下の役員たちは、ヨジンがいつこの世を去るかと話しながらチェヨンを既に会長のように扱っていました。
そこへ、テヒョンはヨジンを連れて降りていきます。
そしてテヒョンのおかげで正気を戻したヨジンは自分の足で歩き、「私の家から出て行け」となけなしの力を振り絞ってチェヨンと役員たちに命令。
しぶしぶ家を出て行くチェヨンたち、すると外にはテヒョンが事前に呼んでいた警察が待機していました。
そうして全員が不法家宅侵入、拉致監禁、毒を盛るなど多くの罪で逮捕され、チェヨンの野望は水の泡となりテヒョンはヨジンを守ることに成功したのでした。
ところが直後にヨジンは倒れ危険な状態に。
しかし、あまりに難しい手術であり患者が会長というプレッシャーも相まって手術する医者が決まりません。
そこへ手術をするとやってきたのがイ科長でした。
実は3年前も危ない状態だったヨジンを救った張本人であったイ科長。
始めは出て行けと抵抗するも、あと少し生きてテヒョンを幸せにしてあげたい、もう少し生きられる時間をちょうだいと最後にはお願いします。
最善を尽くすと言ったもののイ科長1人では手術ができず、さらに誰もがもう手遅れだと相手にしてくれない絶望的な状況の中、ヨジンは手術前に以前一緒に行った風の丘へ行きたいとテヒョンに伝えます。
救急車にヨジンを乗せて、風の丘でテヒョンが用意した指輪を交換する2人。
永遠に離れないという祈りを込めてキスをします。
http://contents.innolife.net/news/list.php?ac_id=4&ai_id=205848
その帰り道にヨジンが昏睡状態に陥ったと同時に、イ科長からすぐに戻ってこいとの電話が。
なんとシンシアがアメリカから凄腕のヨンパリを連れて帰ってきたので手術ができるということ。
急いで戻り、ヨジンは手術室へ入ります。
「悪夢から出る方法は、目を覚ますこと。でもそれをを拒み続ける限り悪夢は続く。その悪夢はまた一つの現実となり、その現実は永遠に終わることはない。
彼が私の名前を呼ぶまでは――」
そこで、ヨジン、ヨジン、俺の声が聞こえる?俺が誰かわかる?と聞くテヒョンの声が聞こえます。
目を開けたヨジンは、「ヨンパリ」と心の中でつぶやき微笑むのでした。