トップ画像http://news.heraldcorp.com/view.php?ud=20160126000424#a
2007年に9人グループとしてデビューした少女時代ですが、2014年9月30日、SMエンターテインメントは少女時代からジェシカが脱退すること、そして9人ではなく8人で活動していくことを発表しました。
これにはテヨンとの仲が関係しているのではないかという世間の声もありました。
そんな2人の関係、そして本当に不仲が原因でジェシカが脱退したのかを紹介していきます。
コンテンツ
テヨンとジェシカはそんなに不仲だったの?
当時、ジェシカはメンバーの中でも、事務所の中でも7年6ヶ月という、かなりの古参練習生メンバーとして知られており、次のデビューは確定していました。
一方のテヨンは、デビューした9人のうちでもかなり短い3年という練習生期間しか過ごしませんでした。
しかし、テヨンはそんな短い練習生期間の中で、事務所の歌唱大会では毎回1位をとるほどの実力を見せつけました。
ジェシカは少女時代としてデビューする前にスーパーガールという名前で、リーダー兼メインボーカルとしてデビューする予定でしたが、少女時代でデビューすることになりました。
さらに年齢順でテヨンがリーダーに、そして歌唱力という実力の差でメインボーカルの座を奪われたような形になりました。
練習生の頃からこの2人がライバルだったことはこのデビュー秘話を聞けばなんとなく理解できますよね。
そしてやはりデビュー後はテヨンの歌唱力が評価され、テヨンばかりドラマのOSTの仕事をもらうようになります。
少女時代自身の曲でも、曲の1番の見せ場はテヨンが持っていきます。
ファンからすればジェシカも十分に上手で、ジェシカなしでは成り立たない曲ばかりだったのですが、2人の背景や「少女時代」としての売り出し方がどうしても2人の不仲説を浮上させました。
また、テヨンはかなり人見知りで、本当に心を許した友人にしか本当の姿を見せませんが、親友と呼べる友人ができた際には、誰よりも仲良くなります。
テヨンにとって親友と呼べる友人が同じグループのティファニーでした。
https://theqoo.net/square/240011799
ティファニーとテヨンは”テニー夫婦”とファンから呼ばれるほど仲が良かったので、ティファニーと同じアメリカ出身のジェシカとはなぜここまで仲良くならないのかとどうしても比べられてしまいました。
さらに、ジェシカは少しわがままな性格も持ち合わせており、コンサートのMC中に座ったりもしており、そのような態度にグループを誰よりも愛するテヨンは怒っていたのではないかとも言われています。
http://blog-imgs-78.fc2.com/k/e/i/keito14/fc2blog_201506071128072cc.jpg
しかし、「テヨンがジェシカを嫌いだった」「ジェシカがテヨンを嫌いだった」という確実な証拠や発言は見られず、ファンの前では仲睦まじい姿も度々見せていました。
ファンの間でも、プロ意識の高い2人だけに、2人は良いライバルだったと言われています。
ジェシカの少女時代脱退はテヨンとの不仲のせいなの?
結論から言うと、ジェシカの少女時代脱退は、テヨンとの不仲のせいではありません。
確かに脱退する直前の3ヶ月ほどは、ジェシカに腹を立てていたかもしれません。
しかし、それにはジェシカが少女時代メンバーの腹を立たせてしまうような出来事があったからです。
この”ジェシカ脱退事件”は、2013年12月より前にジェシカがタイラー・クォンという韓国系アメリカ人事業家に出会ったことから始まります。
https://melodybrown.tistory.com/420
タイラー・クォンはCORIDELグループのCEOを務めている他、ソウル大学の生涯教育学部で非常勤講師としても勤務しています。
そんなタイラー・クォンはファッションブランドの立ち上げに興味があったジェシカに、投資をするからブランドを創立してみないかと持ちかけます。
2014年1月、ジェシカはSMエンターテインメントと少女時代のメンバーたちに「次のアルバム活動を最後に脱退したい」との意思を表明しました。
Dispachの報道によると、メンバーはジェシカがタイラー・クォンと結婚するために脱退するのだと思い、次のアルバム活動まではしっかり活動してくれるよう願ったと言いますが、公式的な発表ではなかったので確かではありません。
そして、2月にはその最後のアルバムとされる「Mr. Mr.」が発表され、ジェシカも活動に一生懸命取り組みました。
この当時にすでにメンバーは脱退を分かっていたのだと思うと、9人それぞれがどんな気持ちで活動をしていたのか、本当に気になりますね…。
3月には各種メディアにより、ジェシカとタイラー・クォンの熱愛説が報道されますが、SMエンターテイメントは否定しました。
7月には日本でのアリーナツアー「GIRLS’ GENERATION〜LOVE&PEACE〜Japan 3rd Tour」を終え、日本で初となるベストアルバム「THE BEST」を発表しました。
「Mr. Mr.」を最後にすると言っていたジェシカでしたが、このアルバムにもツアーにも参加したため、1回目の脱退意思は変わったようでしたが、日本ツアーを終えた時点で2回目の脱退宣言をします。
どうしても脱退しようとするジェシカを、メンバーもSMエンターテイメントも必死に説得したと言います。
8月には少女時代9人全員が同一期間である3年という契約更新に合意するに至りました。
8月6日には、タイラー・クォンが投資したとされているジェシカの夢でもあったファッションブランド「BLANC&ECLARE」が立ち上げられましたが、少女時代の他のメンバーは特に反対しなかったと言います。
この投稿をInstagramで見る
しかし、この事業本部は海外にあり、1ヶ月ごとにパスポートの更新が必要だとされていた少女時代のハードなスケジュールをこなしながら、この本部へも行ったり来たりするのは難しいことでした。
そんな厳しいスケジュールで仕事をしようとするジェシカに、SMエンターテインメントは「少女時代を取るのか、ファッション事業を取るのかどちらかにしなさい」と選択を迫りました。
2〜3度同じ内容の会議は開かれましたが、ジェシカは一貫して「少女時代も自分のブランドも諦めない、放棄しない」と答えました。
両立できると言い張っていたジェシカでしたが、ファッション事業に集中するあまり、海外への活動に参加する前日にやっと韓国に帰国してくるという行動を取ってしまいます。
何度も何度もメンバーや会社の担当者と会議を開いた挙句、9月30日、ついにSMエンターテインメントとメンバーから「あなたはもう少女時代ではありません」という脱退命令が下されました。
グループの大切な活動にも支障をきたしてしまうようでは、まるで”少女時代”という知名度を自分のブランドの成功のために利用にしようとしているようなものだと疑われても仕方がありませんでした。
しかし、ジェシカはこの脱退命令に納得いっていないようで、自身のWeibo(中国版Twitterのようなもの)に「少女時代を優先しようと積極的に動いているのに正当ではない理由でこのような通知を受け、非常に困惑している」と投稿しましたが、SMエンターテインメントと8人の意思は固く、結局ジェシカは少女時代を脱退し、事務所からも解約という処分を受けました。
この事件はテヨンとの不仲で起こったのでは?との疑いには、ジェシカの脱退について何の反応も見せないテヨンの態度が関係していると考えられます。
ジェシカが脱退した日に行われた中国でのファンミーティングでは、メンバーが涙を浮かべていましたが、テヨンは涙を見せることはありませんでした。
12月に日本で行われた東京ドーム公演では、デビュー曲「 Into the New World」のバラードバージョンが披露され、サニーを始めメンバーは号泣状態でしたが、この時もテヨンは終始目をつぶり涙を浮かべることはありませんでした。
しかし、テヨンはプロ意識が他のメンバーよりも高く、舞台上でミスすることや弱い姿を見せることを嫌う性格をしています。
目をつぶりながら精魂込めて歌う姿はプロらしく、また何よりテヨンらしい姿であり、ジェシカが脱退しなくてもしていても、彼女のプロとしての姿勢は変わることはないのでしょう。
テヨンがこの事件のジェシカに対して腹を立てていたかもしれませんが、決してテヨンが脱退の理由ではありませんでした。
ジェシカにも責任がありますが、やはりファンとしては9人の少女時代をいつまでも待ってしまうのは確かなところです。
いつかまた9人の見れるかもしれないという淡い期待と、9人全員がそれぞれ成功してほしいというファンとしての願いをいただきながらこれからも見守っていきたいですね!