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『2度目の二十歳』のネタバレ
ウチョルから離婚を突きつけられ、彼を引き止めるために決心した大学への入学。
余命わずかという診断が誤診だったことを知り喜ぶノラでしたが、大学へは変わらず通い続けます。
しかしある日、ウチョルがイジンと不倫関係にあることを知ってしまいます。
それはノラのすべて、つまり”ノラの宇宙”が崩れてしまった瞬間でした。
さらに、ある日海外の教授たちとのディナーの席で、ノラはショックな事実を知ることになります。
それは昔ミンスがまだ乳飲み子だった頃、ウチョルと一緒に海外で生活していた時のこと。
祖母が亡くなりその葬儀のために帰国したいとウチョルに懇願したノラですが、彼はアメリカに行かないといけないと言い、彼女は結局祖母の最期を見届けられませんでした。
そのアメリカへ行く用事が、教授になるにあたっての学位取得のためだったことを知ってしまいます。
自分の将来のことだけを考え、家族のことなど眼中にもなかったウチョルの心中を知り、ノラはあまりの悔しさにウチョルを平手打ち。
最後まで自分しか考えていないウチョルに嫌気がさした彼女は、遂に離婚に合意するのでした。
http://news.kstyle.com/article.ksn?articleNo=2030521
一方、ノラが出席できなかった祖母の葬儀は、実はヒョンソクが取り仕切っており、さらに彼はノラの祖母が残したレシピのメモ書きによって、彼女が営んでいたトッポギの店を守り続けていました。
そんなヒョンソクに心から感謝するノラでしたが、いつまでもヒョンソクに守ってもらってばかりでは以前と何も変わらないと考えます。
そのため、彼を好きな気持ちに封をして「もうやめて欲しい、あなたにそばにいて欲しくない」と突き放すのでした。
こうしてウチョン大学に自主退学届けを提出。
祖母の店をヒョンソクから任された高校の友人のドンチョルから祖母秘伝のトッポギの味を教わり、誰にも頼らずに1人で生きる道を模索し始めます。
https://navicon.jp/news/52569/
そんなある日、祖母の誕生日にお墓詣りへ行くことにしたノラがタクシーを待っていた時、車に乗ったヒョンソクが現れ一緒に行くことに。
高校の時にみんなで合宿にきたノラの田舎の家で昔を懐かしむノラは、そこで以前ヒョンソクと共にタイムカプセルを埋めたことを思い出します。
一緒にタイムカプセルを見ようと言うノラに、見たくないから両方君が見ろと冷たく言うヒョンソク。
掘り出した手紙には、
ヒョンソク「2015年38歳のノラ、変わってないな。20年前と同じように賢くて元気で綺麗なまま。ノラ、20年間そばにいてくれてありがとう。これからも幸せでいよう。ノラのそばにいたいヒョンソクより」
ノラ「2015年、ヒョンソクは韓国一の演出家になっているはずだ。見守りたい人より」
と書かれていました。
https://ameblo.jp/sang-sun/image-12144208111-13603858519.html
その手紙を読んで、以前ヒョンソクがくれた手紙に「見守りたかった人」と書かれていたことを思い出したノラは、ヒョンソクが既にタイムカプセルを読んでいたと気付きます。
去っていくヒョンソクにそのことを聞くと、昔除隊後にロシアに発つ前に一度この場所へ来たと明かすヒョンソク。
捨てずにもう一度埋め直したことについて、自分でも何でかわからないけれど38歳になった時にもう一度一緒に来ることになる気がしていた、僕にとって君はそういう存在だったんだと思うと話します。
その言葉に心の中で何かがはじけたノラは、後ろからヒョンソクに泣きながら抱きつきます。
これはどういう意味だと尋ねるヒョンソクに対し、
「そばにいて欲しい、好きだから、恋しかったから、忘れられなかったから、会いたくて死にそうだった。私を忘れてないわよね…?」
そう言うノラに「忘れられるわけがない」と、待ってましたと言わんばかりの笑顔で抱きしめ返すヒョンソク。
そして想いを確かめ合った2人はようやくキスをします。
https://ameblo.jp/sanglove/image-12085528681-13457738459.html
3ヶ月間離れていた2人でしたが、実はノラがこっそり自分の様子を見に来ていたことを知っていたヒョンソク。
彼は友人2人の協力を得て、常にノラの動向の報告を受けて彼女の様子を見守り、ノラが勇気を出せるようになるまで待っていたと言います。
さらに、おばあちゃんからノラの話を聞いてさらに彼女への想いが強くなったとヒョンソクはノラに伝えるのでした。
一方、離婚したウチョルはボタンのほつれたシャツを着て、次の大学へ入るために論文に追われていました。
彼を諦められなかったイジンともお互いに見栄を張った関係を解消して本当の意味で和解し、ノラにも落ち着いて再会し謝罪の意味で贈り物をします。
「20年間すまなかった、ありがとう」という手紙も添えてありました。
ノラはあなたにもらう初めての贈り物だと言い、ウチョルの謝罪と感謝を受け取るのでした。
http://komachimisa.blog41.fc2.com/blog-entry-1383.html
演出家として更に脚光を浴びるようになったヒョンソクに祖母の店で働くノラ、2人はお互いに嫉妬しあいながらも愛を育みます。
ある日曜日には大学を歩きながら、ノラが入学してから起こった様々な出来事を思い返して幸せを噛み締めていました。
そこで、友人と話しているヘミを見つけたノラ。
留学中のミンスと上手くいっているようで、勉強しないといけないと他の友人に話す彼女を微笑ましく眺めます。
https://ameblo.jp/sanglove/image-12085528681-13457738498.html
燦々と照る太陽の下、いつもの公園でシートをひいて寝転ぶ2人。
一緒に音楽を聴き、ヒョンソクは台本を読みながら眠るノラを引き寄せます。
そうしてヒョンソクはノラのおでこにキスをするのでした。
『2度目の二十歳』の感想
http://contents.innolife.net/news/list.php?ac_id=4&ai_id=204924
かつてハマった『冬のソナタ』の印象がとても強かったチェジウでしたが、今回この作品で彼女の新たな一面や魅力を見れたように思いました。
40代とは到底思えない若さ美しさそして可愛さ、序盤は38歳の大学生なんて少し痛いように思えたのですが、途中からは何の違和感もなし。
気付くと見ながらノラと一緒に泣いて笑って、とにかく共感の嵐でした。
何も言い返せなかったウチョルに対して、逆に離婚を突きつけ自立していくノラの姿は痛快!
内気で自信をなくしていた彼女がどんどん自立していく姿こそ、このドラマの真骨頂でした。
そんなノラを影ながらにいつも支えるヒョンソクを演じたイサンユン、期待通りそしていつも通り、大人だけどたまに大人げない胸きゅんな恋を見せてもらえました。
最終回間際にヒョンソクが長年心に秘めていた想いをノラが知る場面は、胸きゅんすぎて何度も何度も見返してしまったほど!
対する憎き夫ウチョルも、パクウォニョンの手にかかればどこか憎みきれないキャラで、これまたいい味を出していましたね(笑)
とにかくすべての登場人物が愛おしくなり、悪すぎる悪役がいないとても温かくほんわかした作品でした。
また、ノラの物語は極端でしたが「やりたいことをやるのに年なんて関係ない」という強いメッセージの詰まった本作品。
大人だから…なんて言い訳せずに、夢を追いかけたくなる、そんなドラマでした。