BTSのナチス帽着用による大炎上まとめ!謝罪はした?世界の反応は?

BTSのナチス帽炎上BTS
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トップ画像https://nextshark.com/bts-nazi-style-controversy/

韓国や日本に留まらず世界的人気を集めているBTSは、様々なバックグラウンドを持った人からの注目を集めます。

注目されればされるほど彼らには責任のある言動が求められますが、BTSは不適切な言動によって定期的に炎上しているのが事実です。

そんなBTSの炎上の中でも世界的な話題となったナチス帽着用について、詳しく紹介していきます。

BTSのナチス帽騒動とは?

2018年11月11日、米国のユダヤ系人権団体「サイモン・ウィーゼンタル・センター」はある声明を発表したことが事の発端でした。

BTSが過去にナチス親衛隊のマークが入った帽子を着用していたこと、そしてパフォーマンスとしてナチスを想起させるようなデザインの旗を使用したことを受け、団体は所属事務所に謝罪を要求する形となりました。

問題視された帽子は、2014年に発売された韓国の雑誌Ceciで撮影用の衣装として着用していたものです。

BTSのナチス帽
https://seoulbeats.com/2014/09/dont-need-hugo-already-boss-south-korean-nazi-chic/

着用衣装に関して、雑誌では帽子はスタイリストの持ち物として紹介され、ブランドの明記はありませんでした。

当時から、デザインに気付いた人たちからはファッションとして取り入れるべきではないという声も上がっていました。

さらに2017年には、韓国の歌手ソ・テジにコンサートに出演した際に使用した旗が、ナチスのシンボルであったハーケンクロイツを模倣したのではと問題視されました。

ナチスのものと似ていると言われた旗
https://www.huffingtonpost.jp/2018/11/12/bts-jewish-human-rights-group_a_23586954/

このパフォーマンスが行われた「教室イデア」というソ・テジの曲は、古いスタイルの韓国の教育の在り方を批判した曲となっています。

そして、ロゴ自体は今回のパフォーマンスのためにデザインされたものではなく、ソ・テジが教育の在り方の変容を訴えるために以前から使用していました。

ただ、BTSがどんどん世界的に有名になっていき、こうした疑わしいこともあったので、過去の言動も見返されるようになり、ナチス帽が大々的に取り上げられ、世界的な騒動に発展することになりました。

BTSのナチス帽騒動への対応と謝罪は?

同時期に原爆を想起させるようなTシャツを着用されていたことが問題視され、BTSはこれらの問題についてどういう立場を取るのかと世界的にも注目されました。

BTSの原爆Tシャツ騒動を振り返る!結局謝罪はなし?海外の反応も

2018年11月13日に東京ドームでの公演終了とともに、所属事務所は原爆Tシャツの件と合わせる形でナチス帽の問題に対する立場表明と謝罪文を出しました。

立場表明の内容としては「ナチスを含む極端な政治的傾向を指示はしておらず、今後も指示することはない。過去の歴史被害に遭われた方を傷つける意図はなかった」とのことでした。

ナチス帽と言われるものを着用していた件に関しては「撮影に用意された衣装やアクセサリーは全て該当雑誌側が準備したものだったが、使用するものを事務所側が十分に把握していなかった」と説明しています。

あわせて「意図せずとも傷つけうることとなった点はもちろん、不快な思いを感じ得た点について心よりお詫び申し上げます」と謝罪をしました。

さらにソ・テジのコンサートでのパフォーマンスについても、「画一的な全体主義的教育システムを批判するためのパフォーマンスであった」と言及し、「ナチスとは無関係である」ということを説明。

謝罪を受けたサイモン・ウィーゼンタル・センター側は、事務所の謝罪を歓迎すると返事をしました。

所属事務所側は団体による声明の2日後には立場表明と謝罪文を出し、素早い対応をしたこともあってなのか、ナチス帽問題による活動への影響はありませんでした。

BTSのナチス帽騒動に対する日本と世界の反応

原爆Tシャツと同じ時期に話題となったこともあり、日本のファンは事務所の管理不足だと指摘する声や歴史的背景に対する意識が低すぎると残念に思うファンもいました。

一方で知らずに着用したメンバーを気遣う声や、旗の使用に関してはあくまでもパフォーマンスとしての一貫だったという声も多く見受けられました。

謝罪文や立場表明の文を読んで納得できたという人も多くいた反面、一般的な声としてはユニセフの活動や国連でのスピーチを行っているにもかかわらず「なぜ?」という疑問の声や、知らなかったでは済まされないという厳しい声も多くありました。

熱狂的なファンはともかく、日本の世間的なイメージダウンは免れませんでした。

世界でも同じような意見が多くありました。

事務所の管理が行き届いていないことを指摘し、謝罪は本人たちからではなく事務所がすべきというファンからの声や、なぜ4年前の出来事が今問題となっているのか疑問に思うファンもいました。

国連でのスピーチは海外でも注目されていたため、世間からはスピーチの内容とBTSの行動がそぐわないという指摘もありました。

また、事務所側の説明を受け入れた団体に対し、この問題を解決するのに事務所が出した説明が十分だと思うのかという声も上がりました。

しかし、他の国の歴史や文化を深く知らないが故に、意図せずとも他人を傷つけてしまうことは誰にでも起こりうることだとという意見もあります。

「近年はナチスのシンボルは本などからも消されているため、見たことがないという人がいる可能性も否めない。知らないことに直面した時はそのことについて学ぶ機会だ」と、今後のBTSの姿勢に期待を込めたような声もありました。