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『梨泰院クラス』のネタバレ
イソのマネジメントでみるみる成長し繁盛し始めたタンバム。
そんなタンバムを何とか追いやろうとするチャンガの会長は、部下にイソを引き抜くように指示を出します。
手柄を立てようと考えたグンウォンはイソとカフェで話しをすることに。
イソはそこでグンウォンが気分良くなるように話しを合わせて、過去にセロイの父をひき逃げしたことの自白を取ることに成功。
携帯にその自白を録音し確かな証拠を得たことで、グンウォンは遂に有罪判決を受け投獄されます。
チャン会長もさすがに成すすべがなく、チャンガのために、グンウォンの株譲渡まで徹底的に手をまわし息子を捨てたのでした。
その後イソはセロイに想いを告げますが、「俺を好きになるな」と突き放されてしまいます。
傷心のイソでしたが、そんなことでくじけるイソではなく再びタンバムのマネージャーとして邁進します。
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グンウォンへの復讐を果たしたセロイは、タンバムをフランチャイズ化するのが目標だと皆に告げていたある日、セロイの前にある大物投資家がやってきます。
セロイが大きく出て5億ウォン欲しいと伝えたところ、なんとその金額を融資してくれると言います。
こんな急な美味しい話に乗るのは気が乗らないセロイでしたが、イソが今回がチャンスだと推したのでセロイは投資を受けることを決意。
そのニュースは全国に流れ、多くの投資家が集まりタンバムの夢が広がり始めます。
しかし、その投資家は実はチャン会長が送り込んだ人物で、ある日突然雲隠れし融資を受けられなくなったタンバムは窮地に追いやられます。
大物投資家にならって投資をすると集まった投資家たちに怒号を浴びせられながらも、決してくじけないセロイ。
何とかこの状況を打破しようと考えていた中で行われた料理対決番組「最強居酒屋」で、予選や準決選を経てタンバムは見事優勝。
この優勝を機に投資が殺到、多くのフランチャイズの誘いを受けタンバムは窮地を抜け出し、いよいよ全国展開から海外進出まで大きく動き出すのでした。
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それから4年後…タンバムは株式会社IC(梨泰院クラス)としてソウルに大きなビルを持つほどまでに成長していました。
代表になったセロイと、会社の主要役員に就いた初期タンバムのメンバーたちは、初心を忘れず「人」を大切にする経営を引き続き実行。
イソはことあるごとに「サランへ(愛してます)」とセロイに伝え、セロイがやめろと照れるという一連の流れが定番にもなっていました。
こうしてイソの想いはまだ叶わずともすべてが順調なある日、グンウォンが釈放され、その上チャン会長がすい臓ガン末期で余命宣告を受けます。
その事実を知り、「そんなにあっけなく逝くのは卑怯です。天罰?冗談じゃない。罰は俺が下す。まだ死ぬな。」とチャン会長に伝えるセロイ。
唯一自分が生きることを願うのがセロイだなんて…とチャン会長は失笑しながらも「面白い。俺の最期の楽しみは君だ。」そうセロイの宣戦布告を受けたのでした。
そんな矢先、イソが過労で倒れた上にグンウォンに病院から拉致されます。
そのことでようやくイソへの想いに気付いたセロイは、グンウォンから指定された場所へ1人で向かいます。
たまたまイソの面会に来ており、彼女が拉致されたことに気付いてセロイを追いかけるグンス。
車から降りたセロイは後ろにグンスがいることに驚きますが、そんな2人を見てグンウォンは目障りな2人を一気に始末できると不敵な笑みを浮かべたと同時に、グンスに向かって車が発進。
セロイは咄嗟にグンスをかばい、車にはねられ重傷を負います。
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昏睡状態の間、セロイは夢を見ていました。
夢の中でセロイは父とお酒を交わしていて、タンバムのメンバーの近況を話していました。
その後、場所は変わってある橋の前で、今まで辛かっただろう、この橋を渡れば二度と苦い夜が来ない場所だ、と父はセロイを誘います。
そんな父に「生まれ変わっても父さんの息子でいたい、大好きだよ 」と言い抱きしめるセロイ。
「それでも僕は行かない、僕を待ってくれている仲間がいて彼らとの未来が楽しみだから…お父さんが恋しい気持ちまですべて胸に抱えて生きていきます」とセロイは涙ぐみながら父に伝えます。
「そういうものだセロイ。それが人生なんだ。生きてさえいればすべてが何てことない。本当だ。なんて誇らしい息子だ。これからも信念を貫けよ。セロイ。」
そう言う父を涙で見送り、目が覚めたセロイは病室で1人で号泣するのでした。
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その頃、イソとグンスは2人同じ場所に監禁されていました。
グンウォンはチャン会長に電話をしてすべてを終わらせると伝え、自分を止めることができるのはチャン会長だけだと言いイソたちを監禁している場所を告げます。
その後セロイは、グンウォンからイソの居場所はチャン会長が知っていると連絡を受けチャン会長の元へ。
すると、チャン会長はセロイに念願の土下座をするように指示。
これまで死よりも上にあるのがチャン会長への土下座だと言い会長に屈することのないセロイでしたが、イソのためなら何万回でもできるとチャン会長の前にひざまずきます。
君の信念はどこに行ったと満足気に大きく笑うチャン会長。
さらに「君は敵にひざまずいた、どうだ今の気分は?」そう言うチャン会長にセロイは答えます。
「情けないです、会長はどんな気分ですか。こんな風に土下座をさせて嬉しいですか。爽快ですか?今まで復讐だけを胸に生きてきました。チャンガの会長チャンデヒ、憎き敵。僕を地獄に突き落とした人でありながらすごい男でした。価値観は違えどもリスペクトしてました。だからあんたに勝つことに人生の全てを懸けた。この闘いにはそれだけの価値があった。」
次の言葉が怖くなったチャン会長は待てと言いますが、セロイは続けます。
「それほどの男が勝つために人質事件を利用するとはね。こんな老いぼれのあとを十数年も追ってきたとは情けなくてたまらない。それだけです。」
セロイはそう言い放ち、俺に土下座をした結果を見ろとあがくチャン会長からイソたちが監禁されている場所を記した紙を奪い取り、スングォンと共に助けに向かいます。
イソが誘拐された場所に向かう途中、逃げてきたイソを見つけたセロイとスングォン。
しかしそこへ追手がきたので、スングォンが追手は自分がまくから逃げてとセロイとイソを逃がします。
走って逃げながら、セロイはイソへ想いを遂に告げます。
「すごく会いたかった。俺のためにいつも頑張ってくれて怪我をして…不思議だ、頭の中も心の中もお前でいっぱいだ。お前もこうだったのか、こんなにドキドキするんだな。愛してる、愛してるんだイソ。心から愛してる。」
そう言い、涙ぐむイソを抱きしめるセロイ。
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しかし、そこへ追ってきたグンウォンが現れ、セロイはイソを逃がしてグンウォンと1対1で対決します。
殴り合いお互いボロボロになった頃、イソが呼んだ警察が到着しすべてが終わるのでした。
グンウォンは再び刑務所に入り、病院で目が覚めたセロイは目の前にいたイソと抱き合います。
さらにその後、スアがチャンガに入社以来10年間集めてきたチャンガの不正資料を内部告発。
これにはチャンガの会長でもなすすべがなく、窮地に陥り、そんなチャンガをセロイが買収しようとしていること知ります。
そうしてタンバムにやってきたチャン会長に、セロイは看板メニューのスンドゥブを出します。
「チャンガの買収を考えている、イメージが悪いのでチャンガの名前は捨てる」と言い放つセロイ。
チャン会長は「没落していくチャンガに何の価値もない。悪いのは自分だ、君と君の父にひどいことをした、心から君に謝る。これで許してくれんか。」
そう涙ながらに謝罪し、遂にセロイの前に土下座します。
一瞬考え込む顔をして、「夢見ていた光景なのに心の底から喜べないな」と言うセロイ。
しかし急に表情が引き締まり、「僕を甘く見てますね。僕は商売人です。全てを失った人から謝罪されたところで、買収を取りやめるとでも?これはビジネスです、会長。」
そうしてセロイは、泣き崩れるチャン会長を残し見守っていたイソと共に去っていきました。
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無事にチャンガの買収を実現させたことですべての復讐を終え、業界トップの座という夢を叶えたセロイ。
後日電話でスアになぜ内部告発なんてしたのか尋ねると、スアは昔セロイの父から大学の授業料を借りた時に3倍にして返すと約束していたためだと言います。
スアに感謝を伝えたセロイに対し、「幸せになってね」とお願いするのでした。
仕事に邁進するセロイとイソは、ある日梨泰院へ散歩に出かけます。
初めて手を繋ぎ、イソはセロイに「愛してる、私が幸せにしてあげる」と言いキスをしました。
何てことない1日、そんな幸せな日常をセロイはようやく手に入れたのでした。
『梨泰院クラス』の感想
https://vancouverweekly.com/itaewon-class-offers-heartfuls-of-soft-tofu-soup-70583-2/
今までにもこのような復讐劇は多くありましたが、主人公やヒロインのキャラクターなど新しい魅力を見せてくれた本作品。
セロイの人格者ぶりには度々感嘆し、イソの真っすぐな想いは徐々に応援したくなりました。
ちょっときつい性格ですが、いつも正しいイソを演じたキムダミは本作品で初めて見た女優さん。
ドラマ初出演にして主演を演じるだけあり、見事な演技力とオーラを持った彼女にとても心惹かれてしまいました^^
パクソジュンは相変わらず最高のスタイルと安定した演技力で、セロイ役にぴったり!
また、今回主演のパクソジュン以外はほとんどのキャストが新しい顔ぶればかりなのも印象的でした。
タンバムの仲間たちなどは今後おそらく売れるのだろうなと、このドラマの人気度からも感じます^^
何だか梨泰院に行きたくなってしまうほど、街の様子も魅力的に撮影されていました。
次々とスピーディーに話しが進んでいき、セロイがどんどん力をつけてチャン会長をぎゃふんと言わせていく過程は本当に痛快!
最終回でグンウォンが暴れだした時はどうなるかと思いましたが、復讐をやり遂げやっと幸せになれたセロイの姿を見てほっとしたラストでした。
とにかくストーリーや出演キャスト、舞台設定などどこを取っても魅力だらけで、出会えてよかった上にもう一度見返したいと思わせてくれる素晴らしいドラマです!
最後に
韓国の漫画が原作の韓国ドラマ『梨泰院クラス』。
スピード感ある痛快なサクセスリベンジストーリーで、多くの視聴者を虜にした作品です。
主演のパクソジュンの存在感、他のキャストたちの素晴らしい演技を楽しめる最高のドラマ、ぜひみんなにおすすめしたいです♪