コンテンツ
『オー・マイ・ビーナス』のネタバレ
ジュウンのダイエット計画を立てたヨンホの指導はとにかく厳しく、その過酷さに倒れることもあるほど。
それでも「その気になれば何でもできる」「信じればできる、できると信じてるから」と口癖のように言いながら努力を重ねます。
結果、ジュウンは見事ダイエットに成功!
しばらくヨンホが不在の間にもトレーニングを惜しまず、久しぶりに会った彼女のすっかり痩せて綺麗になった姿を見てヨンホはトキメキを覚えます。
そうして距離を縮めていく2人でしたが、ジュウンはある日、膝の激痛に苦しむヨンホを見てしまいます。
苦しむ姿をジュウンには絶対見せまいと、奥の部屋に閉じこもり必死に1人で痛みに耐えるヨンホ…。
何もできないジュウンは閉められた扉の前でただただ泣き続けます。
落ち着いたあと、実はヨンホが幼い頃に骨肉腫を患っていたことを知らされます。
病気は治ったのですが、ストレスにより神経症を発症し苦しむヨンホを見て、ジュウンはそばにいることを決意します。
https://news.kstyle.com/article.ksn?articleNo=2034843
ところが、そんなヨンホに迫りくる後継者争い。
ヨンホの継母へランは自分の実の息子ヨンジュンに会社を継がせたい一心で、頭角を表してきたヨンホを脅威に思っていました。
そんなヘランを支えていたのは、彼女の実兄でありカホンの理事であるチェ理事。
妹を守れるのは自分しかいないと盲信したチェ理事は、何とヨンホが乗った車を狙い故意に交通事故を起こします。
しかし、その時ヨンホの車に乗っていたのは彼の車を借りたジュンソンで、彼の身が危ないことにすぐに気づいたヨンホは別の車で追いかけ、チェ理事の車の進路を妨害。
結果ジュンソンは軽傷で済みましたが、ヨンホの乗った車は横転し彼は意識を失います。
しばらくヨンホと連絡がつかず心配で仕方がないジュウン。
一方、病院では何とか一命を取り留めるも、ヨンホはもう以前のようには歩けないかも知れないとの診断が下ります。
https://news.kstyle.com/article.ksn?articleNo=2035820
後日、無事目を覚ますも体を全く動かせないヨンホ。
過去に骨肉腫の治療をしていた時に母の苦しそうな姿を見ていたヨンホは、ジュウンには絶対に同じ思いをさせたくない、こんな自分の姿は見せられないと涙します。
そんなヨンホの想いを聞いて、ジュウンには彼の居場所を黙っていたジュンソンとジウンでしたが、彼女の強い気持ちに負け教えてしまいます。
病院に走っていくジュウン。
しかし彼の病室を守る警備員に止められ、ジュウンはヨンホの病室に入ることができません。
「ヨンホさん!コーチ!私よ!」と中まで聞こえるように叫ぶ彼女に対し、ヨンホは携帯でメッセージを送ります。
そこには「タップ」「タップ」と2回書かれていました。
「タップ」とは、昔トレーニングで柔道をしていた時に教わった言葉で、タップされたら相手を放せという合図。
彼の想いを汲み取ったジュウンは、号泣しながら扉越しの彼に声をかけます。
「いつどんな姿でも待っているから、必ず戻ってきて。綺麗でセクシーな姿で必ず戻ってきて。覚えていて。耐えらているなら、まだ限界じゃないってこと。信じればできるということ。ごめんなさい。どれだけ愛してるか…今まで伝えられなくて。」
かつて健康なのが一番セクシーだと言ったヨンホの言葉を借りてそう話しかけたジュウン。
そうして愛おしそうに病室の扉を撫で、ミン室長に彼をよろしくお願いしますと言いその場を去っていきました。
http://drama.keepthewish.net/?p=15337
それから1年後。
未だに帰ってこないヨンホをジュウンは待ち続けていました。
街を歩きながら、またいつものようにヨンホの幻を見てため息をついながら歩きます。
そしてヨンホの幻を通り過ぎようとしたところ…おでこがこつんとぶつかります。
そこにいたのは、幻ではなく本物のヨンホでした。
足もしっかり治し自分の足で立っているヨンホを見て、涙を流しながら彼の顔に触れ本物か確かめるジュウン。
そんな彼女に、ヨンホは入院中に彼女を想って編んだマフラーをかけて微笑みかけます。
ようやく戻ってきたヨンホと離れまいと、その後ジュウンは職場までヨンホを連れていき再会を噛み締めました。
https://blog.goo.ne.jp/smap_1984/967
翌日、ヨンホの誕生日パーティのために以前のヨンホの家を訪れたジュウン。
6回目の海兵隊の試験にまたも落ちたジウンが出迎えます。
その頃、ジョンソンは無事に見つけた母親と再会し、温かい時間を過ごしていました。
ジョンソンも帰宅し、久しぶりに家に帰ってきたヨンホを一同はクラッカーや横断幕でお出迎え。
みんなでわいわいと楽しい時間を過ごし、夜には愛を確かめ合うのでした。
一方、過去のトラウマや痩せることへの執着心から精神安定剤を常に手放せずにいたスジン。
ウシクはある日たまたまスジンが産婦人科へ入るところを見つけ、赤ちゃんができたと思いお祝いするのですが、急にスジンの様子がおかしくなります。
実は、長年薬を飲み続け痩せすぎてしまったスジンは、妊娠が難しいと診断を受けていたのでした。
子供を授かれないことを知り、スジンはウシクのために何も言わずにただ別れを告げます。
何事かと戸惑うウシクでしたが、後で事実を知り自分のした軽率な行いが彼女を深く傷つけたことを反省。
そうしてスジンへ謝ると同時に、結婚しようとプロポーズします。
15年前から変わらず自分を想ってくれるウシクからの求婚に、スジンは涙を流すのでした。
http://drama.keepthewish.net/?p=15353
後日、無事ジュウンの母への挨拶も済ませたヨンホとジュウンはデートへ出かけます。
「あぁ指が寒い」と指輪が欲しいことを暗に伝えようとするジュウン。
そんな彼女にヨンホは、「もうもらっているくせに」と意味深なことを言ったかと思うと、ジュウンが巻いているピンクのマフラーの端にあるぼんぼりを持ってほどき始めます。
そして毛糸がほどききったところ、キラリと光る指輪が出現。
指輪を手に取り、苦労させるかも知れないけど一生ジュウンと共に生きていきたいとプロポーズします。
ジュウンは笑顔で何度も頷き、指輪を受け取るのでした。
https://news.kstyle.com/article.ksn?articleNo=2036193
ヨンホからのロマンチックなプロポーズを受けた数日後、ジュウンはヨンホの祖母である会長から個別に呼び出されます。
絶対に結婚に反対されると思い意気込んで行ったジュウンは、どんな大金を積まれても反対されてもヨンホから離れないと意思表明。
そんな彼女の様子に満足気なホンイムは、反対する気なんてないけど一つだけ、孫という素敵な結納が欲しいと言われジュウンは拍子抜け。
実はヨンホが事故に遭った時、病室の外で叫んでいたジュウンを遠くから見ていたホンイム。
ジュウンがどんな女性なのか知っており、結婚には反対する気はありませんでした。
その後、ヨンホの本家へ挨拶に向かうジュウン。
始めは緊張し大人しくしているのですが、あまりに静かすぎる家の雰囲気に耐えられなくなったジュウンは我慢の限界!
ヨンホの祖母と父を前に、なんと歌い踊り始めます。
驚き目をまん丸にしているヨンホの父の隣で、ホンイムがいきなり大爆笑。
ジュウンはこうして、持ち前の明るさでヨンホの冷え切った家に笑いある温かい風を吹き込みました。
http://drama.keepthewish.net/?p=15337
それから3ヶ月後。
医療奉仕で海外へ行っていたヨンホを空港まで迎えに行ったジュウンたち。
そこでヨンホを待ち受けていたのは…ジュウンが妊娠したというサプライズ。
と共に、元のぽっちゃり体型にすっかり戻ってしまったまん丸なジュウンでした!
https://news.kstyle.com/article.ksn?articleNo=2036293
三つ子ということで素敵なサプライズににやけが止まらないヨンホでしたが、「この1ヶ月で何があった?子供3人いてもこれは増えすぎだ、さぁ運動しに行こう!」
そう言い、すっかりトレーナーの顔に後戻りしたヨンホなのでした。
『オー・マイ・ビーナス』の感想
https://korean-arasuji.tokyo/post-1043/
ただダイエットに成功するヒロインの物語かと思いきや、そんな単純なストーリーではありませんでした。
まずジュウンの性格に学ぶことが大変多い点。
周囲の目線や評価を気にすることなく、自分の幸せを理解した上で無限の努力ができる点は尊敬しかありません。
さらに、彼女はどんなに辛い状況に置かれても「信じればできる、できると信じているから」「やる気になれば何でもできる」というように、前向きな言葉だけをいつも口に出します。
そんな彼女の生き方には人生の教訓が多く込められており、ダイエットという題材を通してこのドラマの脚本家が伝えたかったメッセージを感じることができました。
そして、そんな彼女を支え愛するヨンホの心の綺麗さ。
外見など関係なく、自分の目標のためにがむしゃらに努力するジュウンに惹かれ、自分の心の傷まで癒されていくように。
ジュウンの前向きな言葉に励まされ、離れていてもお互いを想って自分のできるだけのことを頑張れる2人はまさに理想のカップルでした。
気分が沈んだ時なんかにジュウンを見れば、また前向きになれること間違いなし^^
悲しい場面もありつつも、ドラマの大半は笑ってにやけて胸キュンできる明るく楽しいラブコメドラマ。
どのキャラクターも愛おしくなる、素敵な作品でした♪