『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』の感想|韓ドラ歴15年以上の私のNo.1

韓国ドラマ

死神とサニーの恋:第2のラブストーリーに2度感動

トッケビとウンタクの恋と並行して、死神とサニーの壮大な恋愛模様も描かれた本作品。

これもただの死神と現世の女性の恋模様なんかではもちろんなく、前世が大いに絡んできます。

前世でトッケビの妹であり王妃だったサニーと、そんな兄妹2人の敵である王だった死神。

前世の記憶がなかった頃の2人のやり取りはまるでコメディで、何度も笑い癒されるシーンがたくさん。

天邪鬼な死神と信じられないという様子でもなぜか彼にひかれてしまうサニーのやり取り、本当に好きでした(笑)

死神とサニー
http://program.tving.com/tvn/dokebi/17/Board/View?page=5&b_seq=55

しかし死神に心惹かれながらも、前世を知ってしまったサニーは心に蓋をして今世では別れを選びます。

それがサニーなりに考えた死神への罰であり愛を守る方法であり、このサニーの選択に彼女の強さがぐっと詰まっていて、本当に泣けるんです…。

記憶を失ったウンタクを前に、記憶があるにも関わらずないフリを突き通し、みんなに黙って去って行くサニー。

かっこよすぎて、涙する彼女の姿が美しすぎて、ここでもまた涙涙…

死神とサニーは前世の因縁が酷すぎてあまりラブラブなシーンというのがなかったので、来世で生まれ変わった2人が前世のことなど何も知らずに結ばれたのが本当に救いでした。

ただの悲しい別れではなく、最後にハッピーエンドを残してくれた筋書に感謝でした!

来世で結ばれた死神とサニー
http://m.ksilbo.co.kr/news/articleView.html?idxno=574183

数々の号泣ポイントにサイドストーリーまで…秀逸すぎる脚本はあっぱれ

通常韓国ドラマを見ていてもさすがに号泣することは稀で、あっても結末近くの1回がほとんど。

ところがこの『トッケビ』を通して見ていると、そんな号泣ポイントがいくつも登場、何回泣かされるんだ…と泣き疲れ果てていました(笑)

最終回で泣くのはもちろんのこと、途中にも嗚咽するほど泣くシーンが散りばめられています。

まずこのシーン、トッケビの900年の命が終わり無に還るシーンです…

[#도깨비] EP13-10 김고은 오열, 결국 ′무′로 돌아간 공유

何度見ても泣けます、何がって、ウンタクの泣きの演技がたまらない!

彼女の演技力の凄まじさを見せつけられた最初のシーンでもあり、もらい泣きしない人はいないのではないでしょうか。

その後も、トッケビの存在を忘れていた彼女が思い出したケベックでのシーンも、ウンタクの叫びに涙しました。

トッケビを思い出したキスシーン
https://m.blog.naver.com/rolypolys/220917167122

高校生の役から、トッケビが消えた9年後大人になるまでを幅広く演じたキムゴウン、もうヒロインは彼女以外には考えられないというほどに視聴者に強烈な印象を与えています。

サラによく考えてあるな~と感心したのが、死神が迎える死者たちのサイドストーリー。

死後の世界がどうなのかわからないけれども、それぞれに人生があり物語があり、死後は身分の差もなく悪人は罰せられ、こんな空間があったら素敵だなと思わせてくれました。

死神の部屋
https://blog.naver.com/resource2/222092507772

一筋縄ではいかない、多くの登場人物の物語が前世や現世とたくさん絡み合い伏線が大量に散りばめられたものすごい脚本。

初めて見た時にはわからなかったことも何度か見返すうちにどんどん理解できるようになり、何度見返しても新しい発見や学びのあるドラマでした。

こんなドラマ今まで出会ったことがない!!

ただのハッピーエンドなんかでは終わらせない!綿密で巧妙なエンディング

最終回で、現代に戻ってきたトッケビと記憶が戻ったウンタクは無事に結婚。

これまで神の定めた運命に翻弄された2人の愛がようやく実り、このままハッピーエンドを迎える…そう思ったのですが、この超大作がそんな簡単に終わるはずがありませんでした。

まさかの大どんでん返しで、ウンタクが幼稚園児たちをかばう形でこの世を去ってしまいます。

どこまで神はウンタクとトッケビに過酷な運命を背負わせたいんだ…と見ている私が神を恨んでしまいたくなるほど。

死神に迎えられたウンタクを見てトッケビの号泣するシーンは忘れられません…。

それでもウンタクは自分の運命を受け入れ、前世を忘れるお茶を飲まずウンタクの記憶を持ったままあの世へ旅立っていきます。

結局輪廻転生し再び生まれてきたウンタクは違う名前でトッケビと再会、2人は微笑み合う…という結末。

トッケビを見つけた生まれ変わったウンタク
http://blog.jinbo.net/manito/290

歩み寄るトッケビとウンタク
http://blog.jinbo.net/manito/290

ハッピーエンドではあるのですが、でも生まれ変わったその少女はウンタクではなくて…うん、複雑!

嬉しいけれどもどこか切ない、しかし脚本としては完璧すぎるエンディングを迎えました。

最後にウンタクは死なないといけなかったのか、そのままハッピーエンドじゃ駄目だったのか…と何度も考えたのですが、それではだめなんですよね。

そもそもウンタクは生まれてこなかったはずの命で、トッケビが救ったことでこの世に生を受けた奇跡でした。

「完全数である0に最も近い未完の神の数字9、その歳にまた死神に会うだろう」という死神の言葉通り、その後も9歳、19歳、29歳と9がつく年に危険に晒されるウンタクは、初めから存在してはいけない存在で、こうなってしまう運命だったんです。

なんて巧妙な脚本なんだとここでもまた感動、こんな話をゼロから作り出せる脚本家さんは天才ですね。

先ほども言ったように、見返せば見返すほどに数々の伏線が散りばめられていて、それもすべてしっかり回収されていて筋が通っており、こんな見事な作品は後にも先にもないのではないでしょうか。

ファンタジー要素満載ながら、生と死について深く考えさせられる本作品。

涙あり笑いあり感動ありで一気に惹き込まれるトッケビの世界、すべての人に胸を張っておすすめしたい最高のドラマでした。