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ラップラインを中心に作詞・作曲やプロデュース業を、メンバー自らする事で知られているBTS。
そんなヒョンたちの背中を見て活動をしてきた、黄金マンネ・ジョングクもここ数年で、自ら作詞作曲に挑戦したりとさらなる飛躍を続けています。
誰の耳にも自然に入り込んでくる透き通った歌声を持つジョングクがこれまでに発表した素敵なソロ曲をおすすめ順に紹介していきます!
コンテンツ
第4位『Still With You』
毎年行われるBTSとARMYが共にデビュー日である6月13日を祝うお祭り期間「Festa」。
このデビュー日までの1週間は、メンバーたちが準備してくれた様々なコンテンツが毎日アップされるのですが、2020年のFestaでジョングクが初めての自作曲である『Still With You』をサウンドクラウドにアップしました。
『Still With You』は、ジョングクのセンスが光るおしゃれなメロディーと、どこか懐かしさを感じるしっとりとした大人な雰囲気のソロ曲です。
特に印象的なのが、楽曲の冒頭から入る雨音。
この雨音とどこか切ない歌詞、ジョングクの美しい歌声が相まって、様々な感情に浸る事ができる一曲です。
コロナの影響などで予定されていた多くのイベントやライブが中止になり、ARMYに会えない間に溜まっていた気持ちや、自分のこれまでの想いをこの楽曲に全てこめたのではないかと言われています。
歌詞を見ても、ジョングクの気持ちが手にとるように伝わってきます。
「僕たちの足並みは揃っていないかもしれないけれど君とこの道を一緒に歩いていきたい まだ君といるよ(Still with you)」
「うっとりとした記憶の中に 僕1人が踊っても雨が降ってるじゃないかこの霧が晴れる頃 濡れた足で走って行くよ その時は抱きしめて」
SUGAがラジオコーナーとして放送していたVLIVEで、ゲストとして登場したジョングクが『Still with you』の製作過程について語っていました。
作詞への自信がなく、アドバイスを求めてきたジョングクに「うまいのになんで俺に聞くの」「もっと自信を持たないと」と伝えたというSUGAの言葉が印象的です。
BTSの楽曲作りに常に参加しているSUGAからこの様な言葉が出てくる事からも、今後のジョングクの作詞作曲の才能に期待してしまいますね!
ARMYにいつだって真っ直ぐで素直な気持ちを伝えてくれるジョングク。
まるで彼からの手紙の様な歌詞は、これからどうなっていくのかわからない不安を抱えている世界中のARMYに活力をも与えてくれた一曲になったのではないでしょうか。
「一緒に笑って 一緒に泣いて この単純な感情が僕には全てだったみたい いつ頃になるだろうか また君に向き合えたら 目を見て伝えます 会いたかったです」
ARMYに向けて送った初めてのジョングクの自作曲となっています。
ぜひ聞いてみてください!
第3位『My Time』
新しく発売されたBTSの正規アルバム「Map Of The Soul:7」に収録されたジョングクのソロ曲『My time』。
この楽曲は、15歳の練習生時代から今までの約7年間、ジョングクの活動の中で感じた思いや感情を記録した楽曲です。
『My time』はヒップホップR&Bジャンルを基盤にした曲で、洗練されたメロディーとジョングクのヴォーカル力を存分に堪能できる最強の一曲となっています。
曲自体は爽やかな印象なので和訳歌詞を見ながら聞くのと歌詞を意識せず聞くのとでは、この曲の感じ方がかなり変わってくるかと思います。
「24 誰よりも速く大人になっているような気がする 僕の人生はいつでも映画みたいで」という歌詞から始める曲は、
「全世界がとても大きかったその少年 毎日ずっと走ってマイクを握って 友達は地下鉄に乗って 僕は機内モードに 前の世界をロックオン 自分で当たりを作った だけど早すぎたみたいだ 逃してしまった痕跡が 何をしたらいいのかわからないんだ 僕はこれで正しいの? 何で僕だけ違う時間の中にいるんだろう」
同世代の皆が感じてきたものとは、かけ離れた世界を歩んでいるジョングクの苦悩や葛藤が正直に書かれています。
「君を呼べないんだ 抱きしめられないんだ できないんだ そうだよ、知ってるでしょ? 呼べないんだ 触れられないんだ できないんだ 教えてよ いつか自分の時間を見つけられるかな」
24歳にしてあまりにも多くを知ってしまったジョングクだけにしかわからない、孤独な自問自答がどこか切なく胸に刺さる一曲です。
ジョングクの美しい英語の発音にも注目です!
第2位『Begin』
BTSの2ndスタジオアルバム「WINGS」に収録された、初めてのソロ曲『Begin』。
「My time」が15歳の練習生時代から今までの約7年間を過ごしたジョングクの心境が綴られた曲ならば、『Begin』はジョングクが15歳でソウルに上京してから6人の兄たちと共に夢に向かって歩んできた、今までの自分と兄たちへのジョングクからの思いと愛情が込められた楽曲です。
自分自身の事を歌った楽曲なのでジョングクが作詞しようと取り組みましたが、思うようにいかず、作詞や作曲を担当しているRMに助けてもらいながら作ったという『Begin』。
今でもメンバー全員が大切にしている一曲です。
アルバム紹介をしたVLIVEでRMが『Begin』の制作秘話について明かしています。
RMはジョングクから助けを求められた際に、自分のことではない話をうまく書く事ができるのか少し不安だったようで、ジョングクが実際話してくれた事を歌詞にしようと考えたそうです。
2016年の初めにメンバーだけで集まって、泣いて慰め合って話し合ったという話から始まり、プロデューサーから辛い事はないかと尋ねられたジョングクが「一緒に暮らすメンバーたちがつらいことが唯一の『つらいこと』です。ほかのことは全部よくわかりません。みんながつらそうにしているのを見るのがいちばんつらいです。みんなからつらいことがなくなってほしいです」。と泣きながら話したと言います。
そんなジョングクの姿を初めて見たというRMは、「その時は本当にそれを聞いて全員が泣きました(笑)全員一人残らず泣きました(笑)あまりにも悲しいじゃないですか言葉が…。ジョングクがそういう話をしてきた事が1回も無かったので。ジョングク辛いことないか?って聞いてもいつもおちゃらけて大丈夫です、辛いことはないですって言われていたので…」と明かしています。
また、別のインタビューでもメンバー全員がこの日の事に言及しています。
SUGAは『Begin』を聴くたび不思議な気分になると話し、J-HOPEやVはこの曲はその時伝えてくれたジョングクの言葉が全部曲に詰まっていると明かしています。
ジミンはジョングクのおかげで僕たちはもっと頑張れると話します。
メンバー自身も『Begin』という楽曲を聴くたび、不思議な感情になると話しているくらい、BTSにとってこのジョングクのソロ曲は特別な存在です。
ジョングクが号泣する中、他のメンバー全員も一緒に涙したというエピソードから出来上がったのが『Begin』です。
「何もなかった15の僕 世界はあまりに大きくて あまりに小さかった僕」という歌詞からはじまり、
「僕は祈る 愛してる兄貴 兄貴たちがいるから 感情が生まれ 僕は僕になった だから僕は僕であり 今僕は僕でいる」
6人がいたから僕になる事ができたという、ジョングクのヒョンたちへの特別な思いが伝わってくる初めてのソロ曲、ぜひ聞いてみてください。
第1位『Euphoria』
2018年8月に発売された「LOVE YOURSELF 結 ‘Answer’」に収録された、2つ目のソロ曲『Euphoria』。
今では、ファンの間で一番愛されているジョングクのソロ楽曲です。
イタリア語で多幸感、幸福感を意味する「Euphoria」。
この楽曲は、聞くたびに明るいお花畑にいる様なキラキラと光り輝く、純粋で清涼感溢れる明るいメロディーが印象的です。
強めに歌ったバージョンや優しく歌ったバージョン、 色々なバージョンをレコーディングし、たくさん修正した思い入れの深い曲であるとジョングク自身が明かしています。
楽曲制作に携わったRMがVLIVE内でこの様な話をしていました。
「昔ジョングクはすごく歌が上手だけど、声に角がないと言うか情緒的な部分が足りないという偏見を持っていて、グクの安定感のある歌の上手さとジミンの持つ声の角を混ぜたら丁度いいかもと思ったことがあった。今はどっちも言うまでもなく素晴らしく成長した。」
「最初、Euphoriaを聴いた時、凄く上手に歌ってるのに少し面白みがないと感じて聴く人の耳を揺らすくらいの表現力を見せてほしい、少しオーバーでもいいから思いっきり歌ってみたらとアドバイスした」と明かしています。
その後何度も歌い直したジョングクの音源を聞いたRMは、「結果、最終バージョンは完璧。もう言うまでもない曲で、聴いてるとうっとりする。ジョングク自身がBeginで物足りないと感じていた部分を満たしたと思う。」と言及しています。
僕の心をぐっと込めたので、ずっとずっと忘れないでください、皆さん。と言い、ジョングクがEuphoriaで一番好きな歌詞だと話していたのが
「砂の地面がひび割れても 誰かにこの世界を揺らされても 繋いだ手は絶対離さないで どうか夢から覚めないで」
ジョングクが本当に愛情を持って歌った曲である事が伝わってきます。
ライブでARMYに向けて想いを込めてこの歌詞の部分を歌い上げるジョングクの眼差しが印象的です。
『Euphoria』は、2019年のBTSFESTAでもピアノバージョンとして再収録し、映像と共にアップされました。
メンバーが今まで撮影してきた可愛いマンネ・ジョングクの映像を集めて作られたショートフィルムと、ピアノバージョンでさらに美しく響くジョングクの歌声が相まって涙なしでは見られない愛情のこもった映像となっています
どちらのバージョンも本当におすすめです!
ぜひ聞いてみてください。