コンテンツ
第3位『いいね!Pt.2~あの場所で~』
BTSが2014年に発表した日本での最初のアルバム『WAKEUP』に収録されている楽曲『いいね!Pt.2~あの場所で~』。
最近では、ほとんど歌われる事がないためレア曲になっているかもしれませんね。
日本語曲として発売されましたが、韓国をはじめ世界中のARMYからの人気も根強い楽曲で、韓国で行われたライブでは、韓国語バージョンを披露した事もあるほどです。
「いいね!Pt.2」は、もともとBTSが韓国語で歌っている「いいね!」という楽曲のアンサーソングです。
「いいね!」は、別れた女性のSNSにいいねを押すか悩む未練のある男性の気持ちを歌った楽曲で、写真がアップされるたびに気になって仕方ない、自分と離れてからもっと綺麗に輝く彼女への複雑な感情を表現しています。
アンサーソングである「いいね!Pt.2~あの場所で~」は、「いいね!」で登場した彼女とのその後の物語が描かれています。
別れてからも自分だけが彼女を思い続けていることに落ち込んでしまったり。
知らないうちに自分の知らない女性へと変わっていく彼女、久しぶりに会う約束をして同じ思いではない事を痛感してしまう。
もしも同じ気持ちなら、この場所で待ってるから来てほしいという、後悔を歌った切ない恋愛ソングになっています。
インスタグラムやFacebookのいいね!機能についての歌詞もBTSと同世代の人にとって共感できるポイントではないでしょうか。
かなり悲しい歌詞ではありますが、最近のBTSの楽曲にはあまり出てくる事のないリアルな恋愛模様が描かれています。
ジョングクの印象的なボーカルから始まり、バックのサウンドや何層にも重なるハモリが綺麗な一曲!
明るい曲調の中にも、どこか切ない気持ちにさせる絶妙なメロディー展開をぜひ堪能してみてください。
そして、サビのセクシーな振り付けにもぜひ注目してみてくださいね笑
第2位『Pied Piper』
BTSが2017年に発表した5thミニアルバム『LOVE YOURSELF 承 ‘Her’』に収録されている楽曲『Pied Piper』。
Pied Piperとは、ハーメルンの笛吹きを意味します。
また、言葉巧みに勧誘する人、無責任な約束をする人という意味も持っているようです。
ディスコポップをベースにした一度聞いたら忘れられないリズムと、印象的な笛の音色。
この曲は、BTSをハーメルンの笛吹男に例えたユーモアたっぷりな楽曲です。
メンバー達もVLiveで曲紹介をする際に、僕たちが笛を吹く男で、ARMYを呼ぶ男だと説明していました。
ARMY達が自分たちにたくさんの時間を使って応援していることをわかっているよ、知っているよと語りかけている曲ですが、その歌詞は全く優しいものではありません笑
リーダーのRMはアルバム発表直後、「表現の仕方が独特だから少し心配した」と明かしています。
そんな気になる歌詞を少し紹介したいと思います!
「悪いことだからもっといいんだよ」という歌詞から始まるこの曲。
曲中にはBTSのファンなら聞き覚えのある、Twitter、Vアプリ、ボンボヤージュという言葉が登場。
友達から話を聞いて、ARMYの日常的な行動を歌詞に落とし込んだというRM。
「こっちにおいで、僕は君の楽園
君の目は閉じれないよ
もがいてみても、もう駄目なんだ
僕を拒否しないで
ただ目を閉じて、耳を傾けてみて
笛の音について来て
この歌について来て
少し危険でも僕はすごく甘いよ」
笛吹き男のように危険な僕をわかっていながらも惹かれているんでしょ?という少し上から目線な歌詞に続いて、ブリッジパートでは
「万が一僕が君を破壊しているなら僕を許してくれる?
君は僕なしでは生きられないから みんなわかってるから」
君は僕なしでは生きれないこと知っているよと推しに言われてしまったら、なにも言い返す言葉がないですよね笑
ドSすぎる歌詞に全てを見透かされている様で恥ずかしさもありますが、ARMYにはたまらない楽曲のはずです!
本当にただただARMYのことだけを思って作られた歌である事がわかります。
一度聞いたらその中毒性のある歌詞とメロディーの虜になるはず!
日本語訳はこちらで確認してください。
この楽曲が好きという方は同じアルバムに収録されているボーカルラインの「Dimple」もおすすめです!
第1位『Whalien 52』
BTSが2015年に発表した4thミニアルバム『花様年華 pt.2』に収録されている楽曲『Whalien 52』。
WhalienとはWhale(クジラ)+Alien(エイリアン)の造語で、この曲は 「52ヘルツの鯨」をモチーフにした楽曲です。
「52ヘルツの鯨」は「世界で一番孤独な鯨」として知られており、その姿を見た人は今までに1人もいません。
クジラの発する歌の周波数は一般的に15~25Hzとされています。
そのため、52Hzの高い周波数で歌うクジラは他のクジラと疎通をとることができず、寂しく孤独のなかにいるのです。
Whalien 52は、この孤独なクジラとメンバー達が自分自身を重ねたあまりにもせつない歌詞が印象的な楽曲となっています。
人気になればなるほど、周りからのさまざまな声や偏見が聞こえてくる世界。
そばにいたはずの人が離れていき、孤独になった世界で歌い続ける彼ら。
メンバー達の葛藤が歌詞に反映されています。
いつかはその声が地球の裏側にまで届くはずという歌詞。
今の彼らはそれを叶えたようにも見えますよね。
しかし、それに伴い海の様に深い孤独は一生ついてくるのかもしれません。
聞くたびに切ない気持ちになってしまいます。
BTSはクジラのモチーフを作品内に使うことが多く、最も彼らの気持ちに寄り添ってくれているのが「52ヘルツの鯨」なのかもしれません。
歌詞に注目してぜひきいてみてください!
BTSの隠れた名曲まとめ
ここまでBTSの楽曲の中でも少しマイナーなコア曲について紹介してきました。
最新の曲ももちろん良いですが、昔の曲も今とはイメージが違うものも多く素敵な楽曲がたくさん見つかるはずです。
その時々の彼らの思いが詰まった歌詞にも注目してぜひ色々な曲を聞いてみてください!