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切ないながらに信念が通ったエンディング
http://tv.jtbc.joins.com/photo/pr10011100/pm10054832/detail/15933
最終回のこのシーンは何度見ても泣いてしまう…そんな方も多いのではないでしょうか。
こんなに泣くことがあるのかというくらいに嗚咽しながら見届けたシーンです(笑)
なんせフィもソノも、笑いながら最期を迎えるんです。
大切な人を守りながら迎える最期…一緒に切磋琢磨しながら成長してきた2人が、戦い疲れ、寄り添いながら息絶えていく。
悲しいのに、悲しすぎるのに、どこかよかったねと思わせられる不思議な感覚。
それもすべて、2人がお互いの信念を貫き通し、満身創痍になりながら戦い抜いた結果だったからこそ感じたのかも知れません。
やれるだけやった、そして最期は大切な人を守って人生を終えることができたラスト。
これまで数多くの韓国ドラマを見てきましたが、最終回のエンディングの着地の仕方はかなり難しく、納得のいくラストとはなかなか出会えないもの。
そんな中でもこのドラマのエンディングは拍手したいくらい、納得のいくものでした。
熱い男たちの信念の物語、見事でした!
“私の国”という題名に込められたメッセージ
http://tv.jtbc.joins.com/photo/pr10011100/pm10054832/detail/15927
国に対する理想を掲げ建国までの過程が描かれた『六龍が飛ぶ』と違い、本作品は歴史的な観点で見ると内容は浅いものとなっています。
どうなかなぁと途中まで思ったものの最終回まで見たら納得、結局このドラマは男の友情やそれぞれが信じた個人の人生に焦点を当てた作品でした。
主役のフィは弓の名手ではありバンウォンにその腕を見出されているものの、その腕を使って国に貢献しようなぞ微塵も考えません。
頭にあるのはただ一つ、大切な人を守るということ。
この乱世の時代、低い身分の人に国の理想を追う余裕などなく、フィにとっての”国”は妹ヨンや親友ソノ、そして仲間たちだったのだと最後まで見て理解しました。
そしてソノにとっては父の期待に応え、権力を手にしていくこと。
しかしソノは最期の瞬間に、自分の”国”もまた、結局はフィとヨンだったのだと気付きます。
それぞれが自分の持つ”私の国”を守るために戦った男たちの物語…これもまたほかの時代劇とは違って魅力的に感じました。
悲しすぎて号泣したラストシーンでしたが、どこか筋の通ったエンディングにすっきりもしたような、そんな素敵なドラマ。
16話と時代劇にしては短いので、中だるみもせずすっきり見られるドラマでした。