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『愛しのホロ』のネタバレ
ホロを狙うぺク会長の手下により度々危険な目に遭うソヨン。
そんな彼女を守るためにホロはある日、やむを得ず自分の判断でハッキングをし、ホロとナンドは警察にまで追われるようになります。
一方でソヨンとホロを守るために、ソヨンの隣人として彼女の前に現れたナンド。
失顔症のためホロと同じ顔だと認識できなかったソヨンですが、再びぺク会長に狙われ交通事故に遭った時に助けてくれたナンドを見て、彼の顔だけが見えるように。
しかし、ナンドとホロの顔が同じであることをもちろん知らないソヨンは、ホロの顔が見えるようになったのだと勘違いします。
そうして唯一顔が見える相手ホロに、いけないとわかっていながらも想いを寄せるようになるソヨン。
そんな彼女の様子をホログラスを通して見ているナンドは、ソヨンが昔一緒に遊んでくれていた少女だということを思い出します。
寡黙で人と話すことが苦手だった少年ナンドはある日、いじめられているところをソヨンに助けられます。
それ以降、ソヨンの家でよく遊ぶようになっていたナンドにとって、ソヨンは彼が人生で唯一心を開いていた友人だったのでした。
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そうしてソヨンとホロをそばで見守っていたある日、ソヨンは遂にホロと同じ顔の人間ナンドの存在を知ることに。
さらに、いつも決定的な場面でソヨンを勇気づけ助けてくれていたのがホロのフリをしたナンドだったことを知り衝撃を受けます。
そんな中でホロに問題が起き、解決していくうちにソヨンとナンドは徐々に距離を縮めていきます。
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しかし、ホロを使ってお金を稼ぐことを目論むぺク会長は、遂にナンドを追いやりGIO LABを吸収。
さらにホロを奪い、元来のホロの記憶をすべて消去し、新たなAI人工知能として再生させ、世間に売り始めます。
多くの人が持つホログラスを通して防犯カメラよりも多くの映像を手に入れ監視することに成功したぺク会長は、そんな監視技術を警察長官に売却することでお金儲けすることを考えていました。
かつてのホロを失い、ぺク会長や事情を知らない刑事からも狙われるようになったナンドは逃亡の身に。
そんな彼を匿い、逃げるのを手伝っていたソヨンですが、結局ぺク会長の手から逃げることはできず、ナンドだけ逃がし自分は捕まります。
そうしてぺク会長の手下に捕まったソヨンは、顔が見えないながらもぺク会長のぼやけた輪郭と声を聞いて、ふと過去の失った記憶が蘇ります。
それは20年以上前、ソヨンがまだ子供だった頃、彼女は隣人として仲良くしていた少年ナンドとよく遊んでいました。
その日、ソヨンは両親と共にナンド母子と南山で待ち合わせしていたのですが、道に迷ったソヨンはぺク会長がナンドの母を殺害した現場を偶然目撃。
当時研究者だったナンドの母は、友達のいないナンドのために”ハロー”というコンピュータ上の友達を作っていました。
当時研究室の上司であったぺク会長はいつも論文をナンドの母に作成してもらっており、今回も画期的な発明品であるハローを渡すように脅されていました。
それでもハローは息子のためだけに作ったものだから渡すことはできないと拒否したために、ぺク会長は彼女の命を奪ったのでした。
血まみれになったぺク会長は、その後幼いソヨンに歩み寄り「お前は私の顔を見ていない、将来お前が私を思い出したらお前も両親もナンドの母のようになる」と脅します。
その恐怖からソヨンは人の顔が見えなくなり、あまりのショックに当時の記憶も無意識に消していたのでした。
ぺク会長に誘拐されたソヨンは、GIO LABの中にある部屋に閉じ込められます。
ナンドは、父親の行き過ぎた行為に愛想を尽かしユジンに協力していたチャンソンと共にぺク会長がソヨンを監禁しているGIO LABに侵入。
しかしやはり一枚上手だったぺク会長の手下に捕まってしまい、ソヨンが監禁されている部屋に放り込まれます。
ようやく会えたナンドと抱き合いながらソヨンは彼の母の死の真相を伝え、ナンドは母が自分を捨てたのではないことを知り涙するのでした。
一方で、捕まる直前に一瞬の合間を縫ってユジンに電話をかけたソヨンは、ぺク会長がナンドの母の命を奪ったことを伝えていました。
そんな父の悪行をユジンから聞いたチャンソンは目の前が真っ暗に。
ぺク会長に詰め寄り事故だったと言ってくれと訴えますが、どうしてもナンドの母が作ったハローが必要だったから仕方がなかった、と悪びれる様子もなく話し始めるぺク会長。
そんな父の姿を見てチャンソンは遂には膝をつき、ソヨンとナンドさえ解放してくれたら一生言うことを聞く、これ以上手を汚さないでくださいと涙ながらに懇願します。
そんな息子の懇願に承諾したぺク会長は、ソヨンとナンドを見送るためにエレベーターへ誘導します。
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しかし、ぺク会長がそんな生ぬるいことをするはずもなく、ソヨンとナンドを乗せたエレベーターが急降下し始めます。
どうしても2人を消そうとするぺク会長でしたが、エレベーターが落下する中でかつてのナンドの親友であるホロが目を覚まし、間一髪のところでエレベーターを元の階に戻します。
ホロ何をしている早く落としてしまえ!と怒鳴るぺク会長。
そこに突如ホロが現れ、「ナンドの母親は、ナンドのために僕を作った。ナンドとナンドが愛する人を守るのが最優先の原則だ。」と話します。
ぺク会長によりすべての記憶が消去されていたはずのホロですが、”ナンドを守る”ためだけに作られたホロは、データが消去されてもメモリーにナンドの母の親心が刻まれていたのでした。
そのタイミングでぺク会長の前に再び戻ってきたナンドは会長の手下を殴り、母の敵であるぺク会長に掴みかかります。
ぺク会長の罪を暴いてやると目を血走らせながら叫ぶナンド。
しかし、もう過去にすべての証拠は消したと傲慢な態度を取り続けるぺク会長。
自分が証言すると言うソヨンにも、失顔症の彼女に犯人が自分だと指をさせるかなとにやけた顔で言い逃れをし、ナンドたちは悔しさに震えます。
これまでかと思われたその時、警察を既に呼んだ上に監視プログラムが証拠になるとホロがナンドに伝えます。
なんとホロは独断で韓国中のテレビやパソコン画面に、ぺク会長が今しがた自白した映像を流していたのでした。
こうして全国民がぺク会長の自白を目撃し逃げ道のなくなったぺク会長は、遂に逮捕されるのでした。
ぺク会長が捕まり全てが解決しましたが、数々の犯罪をおかしてしまったホロは存在してはいけない存在でした。
今後、次のぺク会長が現れた時にまたナンドを守れるかどうかも自信がなく、ホロは消えることを決めたと自らナンドとソヨンに告げます。
これ以上選択肢のなくなったナンドは、ホロを消すことに同意。
そうしてホロは、GIO LABの社員たちや刑事、涙を流すナンドとソヨンに見守られながら笑顔で消えていったのでした。
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それから1年後、ナンドはユジンと共にGIO LABの新たな商品を発表していました。
ソヨンの働く会社と共同で開発したその眼鏡は、また新たな時代の壁を開いていく画期的なものでした。
後日、その日はユジンとチャンソンの結婚式。
ソヨンはかつてホロが見たいと言っていた海辺に立ち、ホロが現れないホログラスをしてホロに話しかけて彼を懐かしんでいました。
そこへナンドもやってきて、同じ思いを心にしまいソヨンをしっかりと抱きしめます。
自分の幸せをようやく掴んだユジンとチャンソンの結婚式で、最後に撮った集合写真を見て微笑むナンド。
そこにはソヨンとナンドの後ろにピースをした”ホロ”が映りこんでいました。
消えてしまってもどこかでホロは2人を見守りいつも2人のそばにいる…そう感じたソヨンとナンドは温かい気持ちになるのでした。
『愛しのホロ』の感想
http://www.zenithnews.com/news/articleView.html?idxno=135713
自分だけのAIが身近にいたら…という近未来的な脚本の本作品。
こんなに優しいイケメンが常にそばにいて自分を守ってくれたら、誰でも惚れてしまうなぁと思う内容です(笑)
AI人工知能が唯一の友達だったナンドの孤独を思うといたたまれなくなり、母親の愛が結局最後には息子を守ったラストは涙なくしては見られませんでした。
また、新しいタイプの1人2役を演じたユンヒョンミンはさすがの演技!
よくある1人2役は、メイクや外見をがらっと変えるのが一般的ですが、今回はどっちがどっちかわからないくらいの絶妙な違いというのがポイントでした。
監督もべた褒めするほどの熱演を見せた主演俳優の演技はこのドラマの大きな見どころです。
ほかにも、いつもは華やかなイメージのあるコソンヒがオーラを完全に消して、地味で内に閉じこもってしまった役を演じていたのもとても印象的でした。
孤独だったナンドとソヨンをホロという存在が繋いでいくという斬新なストーリーと、キャストたちの素晴らしい演技で作られた作品『愛しのホロ』。
今までにない韓国ドラマを見るなら絶対この作品!とオススメできる素敵な作品でした。
最後に
AI人工知能が繰り広げる異次元ロマンス『愛しのホロ』。
新しい観点で描かれ、キャストたちの演技が光った素晴らしい作品です。
今ならNetflixで視聴が可能になっています、興味のある方はぜひ一度ご覧ください♪