『その冬、風が吹く』のあらすじ・キャスト・相関図・ネタバレ・感想

その冬、風が吹く韓国ドラマ
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『その冬、風が吹く』のネタバレ

ヨンの信頼を得ることに成功し計画は上手く運びつつありましたが、スはヨンへの自分の気持ちをだんだんコントロールできなくなっていました。

しかし、ソラから”1週間以内にヨンの家を出なければ、実の兄じゃないことをヨンにバラす”と脅されており…。

 

この頃、ヨンはひどい頭痛に悩まされるようになり、”脳腫瘍の再発の可能性”を予感していました。
そんな気持ちを隠しスと時間を過ごしていたヨンは、別れ際についに倒れてしまい、スは慌ててヨンを病院へ運びます。

医者からヨンの病状が”脳腫瘍の再発”である、と聞かされたスは大きなショックを受けます。

ヨンの病室に入り、静かにヨンに病状を伝えるス。
ところが涙も見せず、ヨンは冷静に受け止めようとします。

「再発してるそうだ…ヨン、俺の前では泣けよ」
そう言ってヨンのベッドに入り、後ろからヨンを抱きしめ涙するス。

病室でヨンを抱きしめるス
https://blog.naver.com/yogurtradio/220655133700

ヨンは抑えていた感情があふれ、スの腕の中で涙を流します。

病室へ訪れたワン秘書は2人が泣き疲れて眠っている様子を見て、そっと病室を後にします。

 

ワン秘書はヨンに手術を進めるもヨンは拒否。
ヨンは生きることをすっかり諦めていました。

そして、婚約者のミョンホと予定通り結婚し、自分がいなくなったら会社をミョンホに任せる、とスに告げるヨン。

生きる意志を失っているヨンに、スは怒りをぶつけヨンを冷たく突き放します。

希望を持つことが怖く、”生きたい”という一言を言い出せない自分に悔し涙を流すヨン。

翌日、スは庭の雪に”生きたい”と書かれたヨンの文字を見つけます。

雪に”生きたい”と書かれた文字
https://blog.naver.com/yamiguna/182182756

ヨンの生きる意志を引き出したスは、庭からヨンの部屋を見上げて心を決めます。

ヨンに「お前を救ってくれる医者を見つけたんだ。必ず助かる。信じろ」と伝えましたが、ムチョルの姉に会いヨンの手術を頼むも、助かる確率は10%だと言われてしまい、ショックを受けるス。

泣き疲れ家に帰ると、眠っているヨンの姿が。
スは気持ちを抑えきれずヨンにキスをします。

ヨンにキスをするス
https://blog.naver.com/tornmouth/50167370583

ヨンは目を覚ますも、とっさに寝たふりをし…。

 

翌日、なぜキスしたのか、と尋ねるヨンにスは「お前を愛してるから」と正直に答えます。

戸惑うヨンに
「すまない。俺が悪いんだ」
とスは続けるも

「違うの。私…自分の気持ちが怖いの。いけないわ…」
とヨンは戸惑い立ち去ってしまいます。

 

その頃、ずっとスとヨンの様子を見ていたソラは、2人が離れる様子がないことにいら立ち、ヨンにスが実の兄でないこと、実の兄は亡くなっていることを電話で知らせてしまいます。

ヨンは大きなショックを受けますが、スを責めることはしませんでした。

 

ワン秘書から”ヨンはあなたが兄でないことを知ってる”と連絡を受けたスでしたが、ヨンを勇気づけるため旅行に出かけることにします。
ヨンも全て知りながら一緒に出かけ、2人は山小屋で時間を過ごします。

「最初から騙すつもりで近づいたんでしょ?そんな奴だったの?」とまっすぐにスに問いかけるヨン。

それに対し「もうわかってたんだろ。やめよう。傷つけてすまなかった」と話を遮るス。

「私が一番許せないのは、あなたへの憎しみのせいで兄の死を悲しめない私の気持ちなのよ!」と言って席を立つヨンをスは抱きしめ強引にキスをします。

ヨンを抱きしめるス
https://blog.naver.com/lemonydew/110163965063

「一つだけ言わせてくれ。お前への愛だけは本物だった」

やがて先に眠ったヨンを見守っていたスも眠り…ヨンは目を覚まし、スに毛布をかけそっとスの顔に触れます。

 

ソウルの家に戻った2人を、婚約者のミョンホやワン秘書らが待ち受けていました。

全ての計画がバレて家から出ていくスに、ヨンは「愛してたわ。幸せな時もあったから…私を騙したことは無罪よ」と伝え、2人は別れを迎えるのでした。

 

2人は離れてからも、互いのことが頭から離れず、スは手術が迫ったヨンを心配していました。

いよいよヨンが入院する日を迎え、病院でヨンを待っていたスですが、なかなかヨンが現れません。
するとヨンから電話が。

ヨンは「私は大丈夫。もうすぐ迎えが来たら病院に行く」と嘘をつきますが、様子がおかしいことに気付いたスは急いで家に向かいます。

その途中でスはムチョルに捕まりますが、ヨンのもとへ向かうため必死に行かせてくれ、と頼み込むと、ムチョルはついに諦めたようにスを送り出すのでした。

その直後、ムチョルは何者かに襲われ亡くなってしまいます。

 

ヨンは手術への恐怖心から精神的に追い詰められ、家に引きこもり誰とも連絡がつかない状況でした。

家に着きヨンを探し回ると、スは浴室で手首を切ってぐったりとしているヨンを発見、慌てて駆け寄りヨンを抱きしめます。

自殺未遂を図ったヨンを抱きしめるス
https://programs.sbs.co.kr/drama/baramibunda/vod/52929/22000083132

すぐに医者を呼び、幸い命に別状はなかったヨン。

スはヨンの手を握り一晩中ついていました。

ヨンは目を覚まし、ベッドに寄りかかるように眠っているスの気配に気づき安心します。
そして、1人ベッドを抜け出し、スがすべてを告白したビデオを1人見ていました。

「もし俺たちが終わりじゃないなら、いつかきっとまた会おう。その時はいろんなことを話したい。いつからお前を好きになったのか。お前がどれほど美しいか、全部伝えてやりたい。お前をこんなに愛してることも」

目を覚まし下りてきたスに「お腹すいた」と伝え、ヨンはスと一緒に食事をします。

「もし手術をして私がまだ生きていたら…その時もう一度会って話したい。あなたと離れて、会えない時間が一番つらかった。あなたが戻ってくるってどこかで期待してた。私の中で私達は終わってないの」と正直な気持ちを伝えるヨン。

スはそんなヨンにキスをします。

告白したヨンにキスで答えるス
https://blog.naver.com/writeryou/100185158112

「泣かないで。愛してるわ」とヨンはスに話し、スはヨンを力いっぱい抱きしめるのでした。

 

ヨンが手術を受ける頃、スは借金返済のため大金がかかったポーカーに臨んでいました。
緊張感が漂う空気の中でも見事勝利を収めたスは、その足ですぐにヨンがいる病院へ急いで向かいます。

ところが、負けた男がジンソンに脅しをかけ…。

スは病院へ向かう途中、突然誰かに刺され、倒れこんでしまいます。
スを刺したのは、なんとジンソンでした。

ヒソンを殺すと脅されたジンソンは、命令され仕方なくスにナイフを向けたのでした。

刺されてもなおヨンのもとへ向かおうと立ち上がるスですが、その場で倒れ動かなくなってしまいます。

刺されて倒れこむス
https://blog.naver.com/dlwpehd13/130165535916

 

翌年の春。

そこには、視覚障がい者の団体の集まりに参加する、元気なヨンの姿がありました。
ヨンは手術が成功し、視力も少し回復、すっかり健康を取り戻していました。

桜がきれいに咲く並木道沿いにあるカフェにやってきたヨン。
テラス席に座りコーヒーを飲むヨンは、ある男性に「目が見えないんですか?」と話かけられます。

 

微笑みながら「視覚障がい者は初めてですか?」と質問を返すヨン。

「いえ、昔大好きだった人が視覚障がい者で。全然見えないんですか?」と返すス。

「いいえ。でもあなたがとても美男子なことはわかります」といい、にっこりと笑うヨン。

「いつから知ってたんだ?」と答え微笑むス。

「治療が終わってから、ワン秘書が教えてくれたの。あなたが6ヶ月前からここで働いてたこと」

スがヨンを近くで見守っていたことを知ったヨンは、スが働くカフェに会いに来たのでした。

「俺たち、付き合おうか」とスが言うと

「どうしようかな」といい、いたずらっぽく笑うヨンにスはキスをします。

再会し告白するス
https://blog.naver.com/kmr11130/220169321046

2人は再会し、今度は兄妹としてではなく恋人として恋を始めるのでした。

『その冬、風が吹く』の感想

初めてこのドラマを見たとき、日本のリメイク版とは知らずに見ていました。
見終わってから『愛なんていらねぇよ、夏』のリメイクだったことを知り、韓国らしくリメイクしたな、と思いましたね。

キャスティングも、ソンヘギョとチョインソン、キム・ボムという豪華メンバーで、個人的にはサウンドトラックがとても好きで、よく聞いていました。
テヨンとイェソンが歌うバラード2曲が特に、心に響くいい曲でしたね。

ドラマの中で、視覚障がい者役のソンヘギョの演技力はやはり光っていました。

また、兄の振りをしているスの心の葛藤も、チョインソンがよく表していて視聴者を引きつけたドラマだと思います。

見ている間、切ないシーンが多いので最後まで悲しい結末なのか、と気になりつつ見ていましたが最後は明るいシーンで終わって、見終わった後に冬から春になる清々しさが残りました。

ラブコメディとはまた違う、しっとりとした切ないラブストーリーに仕上がっているドラマなので、色々な年齢層の人でも楽しめると思います。