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『30だけど17です』のネタバレ
13年前の事故で亡くなったスミが初恋の相手ではなく、ソリの友人だったと知ったウジン。
スミの墓前で泣きじゃくるソリを見て、彼女こそ初恋の相手だったとようやく気付くと、ソリを抱きしめ「生きていてくれてありがとう」と涙します。
その言葉をありがたく思ったソリですが、その後突然ウジンが姿を消します。
自分のせいでソリはバイオリンができなくなり家族まで失ってしまった、自分が彼女の人生を壊した張本人だったという自責の念のためでした。
ソリはウジンが残した置き手紙を見つけます。
そこにはウジンが13年間心に抱えてきた苦悩、そしてソリに対する懺悔が記されていました。
事実を知りウジンが戻らないと確信したソリはいつもの歩道橋へ向かいます。
するとそこにはなんと、消えたはずのウジンの姿が。
ずっと逃げ続けてきたウジンですが、ソリのそばにいるという約束を守るために逃げちゃダメだと思った、君の時間を僕が奪ってしまった分幸せを取り戻すのをそばで見守りたいと想いを告げます。
そんなウジンに対し、ソリは「あなたの知る事実が全てじゃなかったら?」と、13年前の新たな真実を話し始めます。
それはソリが17歳の時のこと、空港でバイオリンを失くし、受付に届けてくれた男の子にソリは恋をしました。
その男の子こそがウジンで、ソリはウジンが彼女を見つける前からずっと彼を見つめていたのでした。
https://www.cinemacafe.net/article/img/2019/08/01/62810/439587.html
そうしてやってきた運命の日。
たまたま同じバスにウジンが乗ってきたことを確認したソリは、劇場へ行くためのバス停を聞くこと言い訳に勇気を出してウジンへ話しかけます。
その劇場はソリがバイオリンを習うために毎日のように通っていた場所、つまりウジンに言われなくてもソリはどうせ1つ先のバス停で降りていたのでした。
だから悲しいけれどもウジンがいなくても自分は事故に遭う運命だったと話したのです。
13年間抱えてきた自責の念から、ようやく解き放たれたウジン。
「17歳のまま止まっていたのはわたしだけじゃなかったのね」とソリは言い、2人は泣きながらキスをして愛を確かめ合いました。
http://news.kstyle.com/article.ksn?articleNo=2101268
お互いが初恋の相手だったことがわかり、さらに信頼関係が深まった2人の元に、知らない男性が訪れます。
それは、13年前のバス事故を引き起こした男性でした。
彼は飲酒運転をしたため後ろの荷積みの確認を怠り、落下した荷物が原因で数台が絡む大事故になったと涙ながらにソリに謝罪します。
すぐに自首しようかと思ったけれども、ソリが昏睡状態で生きていて家族がいないことを知り、せめてもの償いのためにずっと匿名でソリの入院費用を払っていたのでした。
そこへジェニファーが帰宅し、突然その運転手に涙を流しながら掴みかかります。
なんとジェニファーの夫もまた、その事故で亡くなった被害者でした。
そして悲しみに勝てなかったジェニファーはお腹の子を失い、自分には笑う権利はないと感情を殺して生きてきたと涙ながらに話しました。
その運転手はその後、自首することで事故の責任を取ります。
そんな時に、ウジンはずっと探していたソリの叔母ミヒョンを見つけます。
ソリが叔父ヒョンギュとは離婚した様子のミヒョンに事情を聞くと、ヒョンギュが病気だったことを打ち明けられます。
ヒョンギュの会社は倒産し、資金難の中ソリの入院費までかかる。
家が大好きだったソリのために家を守り、借金の負担がかからないようミヒョンとは書面上でだけ離婚したということでした。
しかし、ヒョンギュは病に勝てずソリを見舞いながら息絶えてしまい、その後ミヒョンは結局家を売りそれをウジンの父が買ったのでした。
家を売ったお金は全額使わずに保管していたミヒョンは、それをソリに手渡し謝罪しました。
「私を捨ててどこかで元気に生きていると思ったほうがずっとよかった…」と、ソリはヒョンギュの墓前で涙するのでした。
https://ameblo.jp/yokorin19710116/image-12410883880-14286473719.html
一方でウジンとソリの仲を知ったチャンは、ショックを受けながらもけじめをつけるためにソリを1日デートに連れ出します。
彼らしいデートプランで楽しんだあと、ついに彼女への想いを告白します。
泣いて戸惑うソリに、チャンは先に帰るよう伝え気持ちを整理するため1人泣くのでした。
こうして17歳のチャンの初恋が終わりました。
https://kankokujombo.net/drama_30but17_17-32/
叔父夫婦の行方もわかり、悲しい中でもすべてが解決したソリは今後どう生きていくか悩んでいました。
そんな時に留学へ行ったリンキム監督から、ベルリンで一緒にバイオリンを学ばないかという提案を受け、ソリはベルリン行きを決めます。
ソリが発つ日の朝、泣きながらの別れは嫌だというソリの意向を汲み、家で仕事へ行くウジンを見送ったソリ。
職場で号泣しその日の夜に帰宅したウジンは、ソリが残した置き手紙を見つけます。
手紙には始めは海外で頑張ってくるという内容が綴られていたのですが、途中から「あれ、私行きたくない、やっぱり今自分が望んでいるのは大好きな人たちと一緒に過ごすことだと気付いた」と心変わり。
そして裏を見ると、面と向かって言うのは恥ずかしいからいつものところで待っていると書いてありました。
驚きながらもいつもの歩道橋までダッシュで向かったウジンは、戻ってきたソリと再会し大喜びするのでした。
その後、ボートでプロチームのスカウトもあったものの大学進学を選んだチャンと、ようやく自分の人生を歩む決心をしたジェニファーが、家を出ることに。
そうして家は、ウジンとソリと愛犬ペンの2人と1匹の暮らしになったのでした。
それから2年後。
ソリは病院の音楽会でリンキム監督と共にバイオリンを演奏し患者たちを癒し、ジェニファーは自分の食堂を開き成功していました。
そして大学でもボート部で活躍するチャンが、大会で優勝したのでその祝賀パーティーが開かれることに。
チャンと親友のドクスとへボム、そして明るくなったジェニファーまで全員が家に集まりました。
http://my-favoritestory.com/2018/12/24/post-5183/
そして結婚はゆっくりでいいと言っていたウジンでしたが、ソリとウジンの薬指には同じ指輪が。
お揃いのパジャマを着て、天窓から空を見上げ幸せを噛み締めるのでした。
https://www.cinemacafe.net/article/2019/08/01/62810.html
『30だけど17です』の感想
http://my-favoritestory.com/2018/12/24/post-5183/
内容はとてつもなく重く悲しいものにも関わらず、終始ほのぼのとした雰囲気を保った『30だけど17です』。
辛いシーンは一瞬で、癒しの多いドラマだったことがこの作品の最大の魅力でした。
なんせ登場人物に悪い人が1人も出てきません。
すべてのキャラクターが優しく良い人ばかりで、どの場面も心癒されます。
また、心が17歳の大人を演じたシンヘソン、そして心を閉ざした青年を演じたヤンセジョン、2人の演技には特に引き込まれました。
涙のシーンや目の表情一つ一つがウジンとソリの感情を見事に表現しており、何度も自然と涙が流れました。
他にもチャンの切ない初恋や、抜き出たジェニファーのキャラクターなど、みんなが愛おしくなる作品です。
見終わったあとには心洗われるような感覚になるドラマ!
まだ見ていない方には全力でオススメしたい、心温まるヒーリングラブストーリーです^ ^
最後に
ヤンセジョンとシンヘソン主演で大人気を博した韓国ドラマ『30だけど17です』。
困難を乗り越え幸せになっていく少年少女を描いた心温まる脚本に、すべてのキャラクターが愛おしくなる至極のヒーリングドラマです。
泣いて笑って、最後には感動に涙する素晴らしい作品、ぜひご覧ください!