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『神との約束』のネタバレ
ヒョヌの命が助かってからは、それぞれの家庭で幸せに過ごしていたジヨンとナギョン。
しかしある日、ヒョヌの白血病が再発したことがわかります。
ヒョヌに仕事を学ばせたいサンチョンの意向で度々ジェウクの家を訪れるようになっていたヒョヌ。
実は以前ヒョヌがジェウクの家に来た時に、彼が鼻血を出していることにナギョンは気付いていました。
ところが、ジュンソがまた利用されることを恐れ彼女が黙っていたことを知ったジェウクとの間にはまたさらに大きな溝が。
ヒョヌを助けるにはジュンソの骨髄が必要なため、ジヨンは息子を助けて欲しいと最後にはひざまずいてまでナギョンにお願いします。
自分の息子は自分で守る、10歳の子に骨髄移植は負担が大きすぎると、初めは拒否するナギョン。
しかし、サンチョンからヒョヌを正式に戸籍に入れろと言い続けてくるサンチョンに、ジュンソがジヨンの子だとバレてしまいます。
そして、サンチョンは自分を騙していたことに激怒し、ナギョンに自宅謹慎を言い渡します。
こんな最悪な状況から脱するために、子供たちには二度と会わないということを条件をジヨンに課して、ジュンソの骨髄移植を承諾することに。
ジヨンは息子の命が助かるなら会えなくなることくらい何てことない、と言い誓約書にサインをするのでした。
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ナギョンはジヨンから取り付けた誓約書をサンチョンに見せ、会社の地位を約束されます。
しかししばらく経ち、様子がおかしい感じたサンチョンはジェウクを問いただし、ヒョヌの病気が再発した事実を知ります。
激怒したサンチョンはナギョンをジュンソに近づけないように言い伝えます。
後日、ヒョヌのお見舞いに来たサンチョン。
そこで涙ながらに生きたいと言うヒョヌの言葉を聞き、サンチョンはこれまでの自分の行いを悔います。
すっかり気を落とし、ヒョヌを助けて欲しいとナギョンにお願いまでする始末。
それをいいことに、ナギョンはジュンソをドナーとして承諾する代わりに、会社での地位や株など多くを求め、サンチョンはそれらに渋々了承。
ただし、もしヒョヌが助からなければその条件は無効で、ナギョンの持つすべてを取り上げるという条件をつけるのでした。
ある日ジェウクは、ヒョヌを助けるため、遂にジュンソにヒョヌが実の兄だと告白。
事実を受け入れるのに泣きじゃくるジュンソでしたが、大好きなヒョヌを助けるためなら僕の骨髄をあげると返事をします。
ヒョヌの病室にお見舞いに来たジュンソ…血の繋がった兄弟の、本当の意味での再会が果たされ皆涙するのでした。
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こうしてすべてがナギョンの思惑通りに進むかと思われたのですが、検査の結果ジュンソの骨髄がヒョヌとは半一致だと判明。
完全一致でない場合、移植は可能ではあるものの拒否反応が出る可能性があり危険性が高まるとのこと。
そんな矢先、なんと奇跡的に完全一致のドナーが見つかり、しかもドナーも骨髄の提供を快諾していることを知らされ喜ぶジヨンとミノ。
これでジュンソを傷つけずにヒョヌも助かる…。
全員が胸をなでおろした時、ドナーになることを快諾していたドナーがなぜか突然意向を変え移植を拒否したとの連絡が入ります。
ドナーの身元や詳しい状況は聞くことができないので、ただただ落ち込むジヨン。
結局、やむを得ずジュンソの骨髄を移植することになるのでした。
手術は無事に終了したのですが、しばらくしてヒョヌの様態が急変し危険な状況に陥ります。
事前に説明を受けていた、ドナーが半一致ゆえの拒否反応でした。
何とか落ち着き、ようやく目を覚ましたヒョヌ。
一命を取り留め体は回復し始めますが、後遺症で視力が低下、将来的には失明する可能性もあるとのことでジヨンはショックを受けます。
一方で、医者から完全一致のドナーがいたことを聞いたジェウクは、そんな存在がいたこと自体知らされなかったことからナギョンを怪しみます。
さらに、移植コーディネーターから完全一致ドナーが移植を断ったのは、移植が必要ないと患者の家族から連絡があったためだと聞き、真相を聞くために帰宅。
ナギョンを問い詰め、彼女の仕業だとわかったジェウクはこれまでになく激怒しナギョンを突き放します。
これまで何度もナギョンのしたことに目をつむってきたジェウクでしたが、今回ばかりは許せないとナギョンが持つすべてを取り上げることを決めます。
そんなジェウクの様子がおかしいことに気付いた姉のジェヒは、ナギョンの話しを聞いて言葉を失います。
そして後日たまたまジヨンに会ったジェウクの姉ジェヒは、その事実をジヨンに伝えてしまうのでした。
ジュンソがドナーになりヒョヌを助けなければ、会社の地位や株が手に入らない…そうして自分の欲のために子供の命を弄んだナギョン。
彼女がジュンソを自分の出世の道具に使ったのを知ったジヨンは、ナギョンに詰め寄り彼女に母親の資格はないと言い放ち、親権を奪う裁判を起こすと宣言します。
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そうして迎えた裁判の日。
人の道を外れたことをしたナギョンに味方はおらず、ジェウクまでもがジヨンの証人として証言台に立ちます。
ジュンソを愛していると繰り返すナギョンの前で、ジェウクは彼女が出世のためにジュンソを利用したと判事の前で証言します。
そんな矢先、ナギョンが自分の産みの母でないことを知ってしまい家を1人で出たジュンソが、迷子になったとナギョンの元に連絡が入ります。
ジヨンに連れて行ったのかと怒りの電話をするも、ジヨンもジュンソの行方を知らず一緒に探すことに。
そんな時、ジェウクにジュンソが保護されたと警察から連絡が入ります。
急いで警察に向かうとジヨンとナギョン。
2人を見たジュンソが「ママ!!」と走ってきて…抱きついたのは、ナギョンでした。
当たり前のことながら、ショックを受けるジヨン。
もっと良い子にするからママが僕のママじゃないなんて言わないで…と泣きじゃくるジュンソを見ながら、ジヨンは幼い我が子の現実を目の当たりにするのでした。
https://tv.rakuten.co.jp/content/325848/
いくらナギョンに母親の資格がないとはいえ、ジュンソにとってはナギョンだけが唯一の母親。
彼を苦しめてはいけないと痛感したジヨンは、結局判事の前で裁判の取り下げを要求します。
ジヨンはこうしてジュンソの幸せを第一に考え引き取ることを諦めるのですが、ナギョンのした悪行を知ったサンチョンは彼女を嫁とは認められないと拒否。
与えたすべてのものを取り上げジュンソを置いて出て行くように指示します。
さすがに観念したナギョンは、離れる前に1日だけジュンソと母子水入らずの時間を過ごします。
可愛い我が子を目に焼き付けながら、眠るジュンソを見て一生愛していると心の中で誓い、離婚届をジェウク宛てに残し、ナギョンは皆の前から去っていきました…。
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幸せになりたくて手に入れたはずのものは、すべて人から奪ったものだった…そのせいか幸せじゃなかったと涙するナギョン。
すべてを失ったナギョンは、かつて自分を捨てた母の元へ行くも、会話はありません。
そして、昔と同じ場所から身を投げようとするナギョン。
しかし、そんな彼女を引き留めたのは、母でした。
ろくでもない母親のせいで苦しんだナギョンでしたが、ようやく会話をして母娘の溝を埋めていくのでした。
それから時が経ち、ジヨンはアナウンサーを辞めミノとヒョヌと共に再び田舎で生活していました。
奇跡的に視力が回復したヒョヌは以前と同じように生活できるようになり、会長になったジェウクの家に頻繁に出入りし、ジュンソとも仲良く過ごしています。
一方ナギョンはその頃、母と共に海が見えるカフェを開き穏やかな日々を過ごしていました。
その日、ジェウクの家へジュンソを迎えに来たヒョヌ。
ジェウクは、ジヨンとミヌがいるキャンプ場へ息子2人を送っていきます。
まだ幼いジュンソは実の母がジヨンだとは知らされないままですが、ジヨンはそれでもジュンソが笑っていれば満足でした。
愛する息子ヒョヌとジュンソと共にピクニックをするジヨンたち。
ようやくみんなが笑顔で、幸せで穏やかな日常が手に入ったのでした。
『神との約束』の感想
https://news.kstyle.com/article.ksn?articleNo=2105549
あらすじを始め見た時、こんな衝撃的な内容でどのようなストーリーになるのかと驚いたのを覚えています。
息子を救うために、離婚した前夫との間に子をもうける…。
子供を想う母の気持ちと人としての倫理観が問われる衝撃的な作品でした。
1話目からものすごいスピード感でストーリーが進み、目が離せない展開の連続。
ナギョンの悪行は見るに堪えない部分が多くありましたが、彼女もまた恵まれない育ちゆえに自分のものを守ろうと必死なだけでした。
方法はよろしくなかったにせよ、ジュンソへの愛情が本物だったのが唯一の救いのようにも感じました。
育ての母であれ産みの母であれ、愛情持って育てれば子供は幸せなのだと教えてもらえたような気がします。
子供を守るために、母はどこまでできるのか…命もかけてしまえる無限の母性を見せつけられた作品。
ハンチェヨンの出産後の復帰作としては大成功だったと思います。
人として、してはいけないことをしてでも愛する子を守るために戦う母たちの姿は、視聴者に多くの問いと感動を届けてくれました。
ベテラン俳優と女優の本気を見せつけられる、心震えるドラマ。
韓国では賛否両論だったようですが、私個人的にはメッセージの筋がしっかり通っている素晴らしいドラマだったと思いました。
最後に
ハンチェヨンの出産後4年ぶりの復帰作である韓国ドラマ『神との約束』。
母性や親子の愛について描かれた衝撃作は、最後まで目が離せず視聴者をくぎ付けにしました。
心が痛い場面が多くありながらも最後には感動を残してくれる本作品、ぜひ一度見ていただきたいドラマです。