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TWICEのダンスクイーンとしてパフォーマンスを引っ張っているモモは、TWICEのメンバーになるまで最もドラマチックな展開を経験したシンデレラガールでもあります。
そんなドラマが多いモモがTWICEに選ばれるまでの過程を紹介していきます。
コンテンツ
モモがスカウトされた経緯
5歳年上の姉HANAさんの影響を受け、幼い頃からダンスを習っていたモモ。
昔から妹気質なおっとりのんびりしていましたが、負けず嫌いで努力家な性格が福となり、ダンスに夢中になって打ち込むようになりました。
ダンスにのめり込むようになると、モモは日本を代表する歌姫、安室奈美恵さんのような歌手になりたいという夢を抱きます。
そして2010年代に入り、日本では少女時代やKARAといった韓国アイドルグループが大流行し始めると、モモは男性韓国アイドルグループ『SHINee』のミンホのファンになりました。
https://ameblo.jp/keitadj/entry-12321497500.html
レベルの高いパフォーマンスを披露する歌手が好きだったモモが、世界レベルの実力の高さを誇るKPOPアイドルグループの虜になるのは当然のことでした。
歌手になる夢を抱きながらダンスの技術を磨く中、モモは姉のHANAさんと一緒にダンスの動画を撮影し、YouTubeにその動画をアップ。すると、なんとYouTubeに投稿した姉妹のダンス動画がJYPのキャスティングスタッフの目に留まったのです。
モモは姉のハナさんと一緒にスカウトされ、JYPのグローバルオーディションを受けたところ、モモだけが合格しました。
そしてモモは2012年4月13日に韓国へ渡り、JYPの練習生として入社することになりました。
練習生時代にすぐに頭角を現したモモ、しかし厳しい現実も
ダンスの実力者として有名
モモがJYPの練習生になると、すぐにダンスの実力者として練習生たちの間で有名になりました。
JYPの練習生がダンスレッスンで必ず踊らなければならない基本ダンスプログラムがあるのですが、なんとモモはJYP練習生の最短記録である3ヶ月でマスターしてしまったのです。
リズムカウントの取り方や、ステップ、ターン、ウェーブなどダンスの基礎となる40個の動作で構成された基本ダンスをVLIVE配信中に完璧に踊って見せてくれたことがあります。
軽々踊っているように見えるのは、それだけ基礎が身体に沁みついていてダンスの実力が高いからなのでしょうね。
3ヶ月の間、基本ダンスの繰り返しというだけでもとても長く感じられますが、一緒に踊っているチェヨンが「モモオンニは3ヶ月しかやってない」と言っていることからも、基本ダンスの難易度の高さがうかがえます。
また、モモが練習生時代のダンス練習動画をtwicetagramに投稿していたので、見てみましょう。
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明るくて可愛く元気な歌やダンスが多いTWICEでのパフォーマンスからは想像も出来ない位激しいダンスナンバーですが、モモのダンスの真髄が見えてきて練習生たちからダンス面で一目置かれるのも頷けます。
実力が前面に押し出されたバリバリ踊る曲だと、いつもか可愛いモモのカッコいいギャップに惚れ惚れしてしまいますね。
過酷なダイエットに涙
韓国で活動するガールズアイドルグループと言えば、綺麗で可愛くて、そして何よりも華奢で細い女の子達ばかりです。
常に憧れの対象では無くてはならないアイドルたちは、日々の努力でその圧倒的な細さを保っているため日夜ダイエットに追われています。
それはデビューしてから始まることではなく、練習生の頃から厳しく体型・体重管理が言い渡されているのです。
モモも練習生時代に会社から体重の指摘を受けて過酷なダイエットを経験しました。
その驚愕なダイエットの内容を話したVLIVE配信の動画がこちらです。
モモは練習生時代に1週間で7kg落とさなければショーケースには出さないと言われ、1日氷1つだけを食べて1週間を過ごしました。
激しい減量は健康を損なう可能性があるにも関わらず、モモはジムに通って運動し、氷以外の食べ物を全て遮断した上に唾まで吐いて体中の水分まで抜いていたそうです。
過酷すぎるダイエットで体に何も栄養が残っていないため、ベッドに横になると起き上がれなくなってしまいそうな気がして泣いたこともあったと語っています。
当時は、氷1つ食べるだけでも太ってしまうのではないかと考えて不安だったと言うので、ここまでいってしまうと最早執念を感じますね。
練習生時代のモモのダイエットの話を聞くと、生半可な気持ちで飛び込んではいけない世界なのだと言うことが分かります。
ダンスや歌のレッスンの後でお腹がどれだけ空いていても、アイドルになるためにダイエットは必要不可欠なことなのでしょうが、身体を壊さなくてよかったという安心感と、厳しい目標を見事達成させたモモに拍手を送らずにはいられません。
SIXTEENでのモモのパフォーマンスと奇跡
メジャーグループからスタート
2015年、JYPから待望の新生ガールズグループ『TWICE』の結成にあたり、JYPに所属している練習生16人がデビューをかけて競うサバイバルオーディション番組『SIXTEEN』が放送されました。
『SIXTEEN』では上位のメンバーがメジャーグループ7人、下位のメンバーがマイナーグループ8人に振り分けられる形式で進み、最終的に上位7人のメジャーグループに属していたメンバーが合格になります。
大手芸能事務所から誕生する新たなニュースターは誰なのか、当時の韓国で非常に多くの注目を集めていました。
出演する練習生全員のティーザー映像が公開されると、モモは他の練習生たちを寄せ付けないダンススキルを見せました。
桁違いのダンスレベルとクールでカリスマのある姿をアピールした映像から、モモは既にデビュー圏内にいる練習生だと評価されていました。
そして、その評価は視聴者だけではなくJYPのトレーナー陣からもモモはダンスの実力が頭一つ抜けた練習生だと賞賛されています。
モモは当然のようにメジャーグループに振り分けられてスタートしました。
1次審査はスター性評価
デビューをかけたサバイバルオーディションの第1次審査は、自分が一番魅力的に見える姿を披露するスター性評価です。
客観的に自分を見つめ直し、自分自身だけが持つ魅力を正確に理解して、自分という人間を審査員に伝えるという内容でした。
モモはJYPに所属している先輩歌手ガインの『Paradise Lost』を得意のダンスで披露しました。
ダークで怪しい雰囲気を見事に表現し、圧倒的なパフォーマンスに思えましたが、審査員のパクジニョンからは「ダンスの実力は評価するが、モモがどういう人なのかが分からない」と批評され、残念ながらマイナーグループに降格してしまいました。
2次審査は写真評価
2次審査の写真評価は歌やダンスではなく、たった1枚の写真を通してどれだけ自分の自然体な魅力を伝えることが出来るかという内容でした。
モモは小道具に風船を選択して可愛らしく清純な少女の魅力を表現しました。
https://m.blog.naver.com/coleng/220413535567
1次審査のクールで大人っぽい姿を見せましたが、今回は可愛らしい雰囲気でギャップを感じられる1枚です。
素敵なショットであることに間違いはありませんが、「モモの写真には芸能人に必要なオーラが感じられない」と審査員の評価は芳しくないものでした。
そして2次審査の結果、モモは残念ながらマイナーグループ残留となりました。
3次審査は個人対決
3次審査では、初めて練習生同士の個人対決が行われました。
マイナーグループの練習生たちが、席を変わりたいメジャーグループの練習生を選び、パフォーマンスで直接対決をしました。
マイナーグループ脱却を目指して、モモはメジャーグループのナッティーを指名して戦います。
Pentatonicの『Ploblem』を披露して挽回を狙いました。
モモのダンスは動作にとても忠実でその中に細やかなテクニックが織り交ぜられた職人気質なパフォーマンスで、ダンスのスキルを高く評価されました。
しかし、対戦相手のナッティーは感情に訴える表現が上手く、審査員に強烈な印象を残したとして、個人対決の結果モモは敗者となりマイナーグループ残留になりました。
4次審査はグループ評価
4次審査では、メジャーとマイナーからそれぞれ2チームに分かれた計4チームでパフォーマンスを行いました。
しかし、今までの評価とは異なり、今回の審査員はステージを見に来た観客投票によって決められます。
モモはジウォン、チェヨンの3人でマイナーAチームに分けられました。
https://twicefan.club/sixteen-episode-4/
マイナーAチームは、ボーカル、ラッパー、ダンサーが揃った1番実力が高い強豪チームです。
他のチームからはマイナーAチームとは戦いたくないと言われるほど、メジャー昇格が約束されているマイナーAチームは、メジャーBチームと戦うことになり、ケリー・ヒルソン『The Way You Love Me』を披露しました。
既にデビューしたアイドルグループのような堂々とした圧巻のパフォーマンスは、間違いなく、どのグループよりも完璧に完成されたステージでした。
しかし、観客投票はメジャーBが202票、マイナーAが182票という結果になり、マイナーAチームは破れてしまいました。
その後モモのマイナーAチームは、メジャーAグループに敗れたマイナーBチームと3位決定戦を行います。
マイナーAチームは、パクジニョンの『swing baby』を披露しました。
1曲目と変わらないクオリティの高いパフォーマンスで観客を大いに盛り上げ、パクジニョンからは歌に不安はあるが、モモがチームをよく引っ張っていたと賛辞を浴びます。
しかし観客投票は、マイナーAチームは144票、マイナーBチームは228票となり、モモのマイナーAチームは最下位という結果に終わりました。
マイナーに2連続残留になっていたモモは、ここで脱落を言い渡されてしまいます。
『SIXTEEN』放送前から、デビュー有力メンバーだと言われてきたモモ。
出演している練習生の誰よりもレベルの高いダンスを披露して、多くのファンを獲得していましたが、残念ながらデビューの夢は途絶えてしまいました。
泣きながらステージを降りていく姿に胸が痛みますね。
脱落から奇跡の復活
最終審査を迎え、いよいよニューガールズグループ『TWICE』が誕生する瞬間が訪れました。
最後のミッションに挑戦する練習生たちを観客席で見守るモモには、ドラマチックな展開が待っていました。
当初、上位7人のメジャーグループ残留メンバーが『TWICE』になる予定でしたが、急遽パクジニョンの判断により追加で2名の合格者が発表されることになったのです。
その9人目として名前を呼ばれたのがモモでした。ちなみにもう1人の追加合格はツウィでした。
パクジニョンはどんな時も努力を怠らなかったモモの誠実さや、パフォーマンス力、類まれなるダンススキルが加わってこそ『TWICE』は完璧なアイドルグループになるのだと、モモの合格理由を述べました。
メジャーチームにいたのは初回だけで、途中脱落したモモがメンバーに選ばれることに当時もちろん批判もありました。
しかし、逆に考えれば、それだけTWICEにモモが必要だと判断されたということかもしれません。
こうして、モモは『TWICE』のパフォーマンス面を引っ張っていくメインダンサーとして、世界に羽ばたきました。