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ヒップホップやEDM、バラードなどさまざまな音楽ジャンルに挑戦してきたBTS。
音楽性が変わったと言われることもありますが、自分たちの話を元に歌詞を書くというスタンスは今も昔も変わりません。
そのため、彼らの歌詞に共感したというファンも多く、いずれの曲も長く愛されています。
そんなBTSの楽曲の中から、ファンから特に「歌詞がいい!」と言われている10曲を紹介していきます!
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1『Tomorrow』
『Tomorrow』の歌詞には夢を追い求めているはずなのに、前に進まない現状にもがいていたデビュー当初のBTSの思いが率直に語られています。
『俺はどこに向かっているんだろうか
あっちへ行こうとこっちへ行こうと 結局ここに戻ってくる
ああ、どこかに流されていくんだろう
終わりはあるんだろうか この迷路に』
『今お前がどこに立っていようと それはただの休憩
諦めるな わかってるだろう 遠ざかるな tomorrow』
変わり映えしない毎日を出口の見えない迷路に例え、それでもやってくる明日が少しでも変わるようにと願いながら、諦めるなと鼓舞してくれるような1曲です。
2『Whalien 52』
『Whalien 52』は「52ヘルツのくじら」を題材に作られた曲で、他のくじらとは違った周波数を持つことからその声は誰にも届かないと言われ、世界で最も孤独なくじらとも呼ばれています。
くじらと自分たちを重ね合わせ、孤独を表現した歌詞は胸が締め付けられるような切なさと美しさが感じられます。
『孤独でひとりぼっちのくじら こうやって1人で歌を歌う
孤立した島のような僕も 明るく輝ける日が来るのかな』
いつか誰かにこの声が届く日が来ることを願って、歌い続けようとする姿は胸に刺さりますよね。
そして、孤独さを最もよく表している歌詞がこちら。
『この海はとても深い それでも僕は幸せなんだ
涙を流しても誰も気づかないから』
誰もが羨むような歌手になったがゆえに孤独を感じ、誰にも伝わらない痛みや悲しみを抱えながら生きている姿が表現されています。
自分たちのことを歌いながら、孤独を感じている人たちが共感できるような歌詞となっていることも、この曲が多くの人に愛されている理由の1つです。
3『2!3!』
タイトルにもなっている『2!3!』は、BTSの挨拶の合図にも使われている言葉ですよね。
「1、2、3」の合図をしたら嫌なことは忘れてしまおうと言う歌詞は、自分たちの挨拶の合図にかけているそうです。
『大丈夫 さあ1、2、3で忘れて
悲しい記憶は全部消して 手を取り合って笑おう
それでもいい日がこれからたくさんありますように』
自分たちやこの曲を聞いているファンに悲しい日や辛い日があっても、これからは少しでもいい日があって欲しいという願いを歌詞に込めたそうです。
4『A Supplementary Story: You Never Walk Alone』
タイトルにも込められたメッセージ『君は1人で歩むことはない』。
花様年華までは孤独をテーマにした曲を多く歌ってきたBTSですが、この曲ではどんな時でもARMYがそばにいてくれれば笑うことができると、共に歩んでいることを歌詞に表しています。
『時に傷ついても辛くても 大丈夫 君がそばにいるから
君と僕 一緒にいれば 笑うことができるから』
また、自分たちにはARMYがついているというだけでなく、ARMYにもBTSがいるというメッセージが込められているのもこの曲のポイントです。
『僕は1人で歩むことはない 繋いだ君の手から温もりを感じる
君は1人で歩むことはない 僕を感じて 君も1人じゃないんだ』
5『Spring Day』
「会いたい」と言葉がふともれたような歌詞から始まる『Spring Day』は、今は会えない人に対する想いを歌った1曲です。
曲中にも「会いたい」という言葉が繰り返されていて、ストレートな表現がより一層切なさをかき立てます。
『会いたい 会いたいよ
どれだけ待てば いくつの夜を越えたら
君に会えるかな 会えるかな』
しかし最後のパートでは、希望が垣間見える歌詞も印象的です。
『朝はまたやってくる どんな暗闇も どんな季節も
永遠には続かないから 桜の花が咲くよう この冬も終わりを迎える』
会いたくても会えない時間を冬に例え、この辛い時間も永遠ではないからまた春の日に会おうという歌詞がとても美しいですよね。