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『会いたい』のネタバレ
14年前のある日、ジョンウが何者かに誘拐されました。
その場を目撃したスヨンは彼を助けるために追いかけるのですが、捕まってしまいます。
スヨンの手を放すまいと握るジョンウ、しかし無情にも誘拐犯はスヨンを連れていき彼女は強姦されます。
その後、財閥の会長である父が手をまわし縄をほどかれたジョンウ。
恐怖に怯えた彼は、その場で泣くスヨンを1人残し開いたドアから逃げ出してしまいます。
後日血眼になってスヨンを捜索するも、結局スヨンが見つかることはありませんでした…。
一方、誘拐犯たちから逃げてきたスヨンは暗い夜道で1台の車にぶつかります。
乗っていたのは幼いヒョンジュンとその叔母のヘミ。
実はジョンウの誘拐を指示した張本人だったヘミは、スヨンをひいてしまうよう指示しますが、ヒョンジュンがそれを止めます。
一目でスヨンに惹かれたヒョンジュンは、叔母に頼みスヨンを連れていくことに。
そんなスヨンを追ってきたキム刑事をたまたま見つけたヒョンジュンは、スヨンを失いたくない一心で追手を巻くためにキム刑事の車のブレーキの下に空き缶を置きます。
http://blog.livedoor.jp/monamijgr/archives/6775393.html
結果、キム刑事はブレーキが踏めず、亡くなってしまいます。
そうして追手から逃げた3人は海外へ飛び立ち、スヨンはヒョンジュンと共に育つのでした。
この事件、ヘミにジョンウの誘拐を指示したのは、ヒョンジュンの実母であるヒョンジュでした。
身を守るには財産を手に入れるしかない、そのためにテジュンの息子を誘拐しろと言ったのでした。
http://hellosunday.jugem.jp/?eid=1294
実はヒョンジュンとテジュンには次のようなストーリーがあったのです。
ヒョンジュンはテジュンの腹違いの弟で、2人の父は莫大な全財産をヒョンジュンへ譲ろうとしていました。
その財産を奪おうと画策したテジュンは、12歳だったヒョンジュンを小屋に監禁。
ヒョンジュンはその小屋が火事になり、窓ガラスを割って外へ出たところ、テジュンが放った猛犬に足を噛まれ障害を負って生きることになってしまいます。
テジュンの欲により不自由な体となり、さらにテジュンが母を殺したと思っているヒョンジュンは恨みを募らせます。
一人ぼっちになってしまったヒョンジュンは、ヘミに連れられて海外へ発ち、そこで復讐心を胸に抱え成長し、14年前の事件を起こしたのでした。
この事件の後、3人は海外へ飛び立ちましたが、数年後、ヘミは精神を病み自ら命を絶ってしまいます。
その後、ハリーとジョイとして名前を変え帰国したヒョンジュンとスヨン。
スヨンは過去のトラウマを忘れるために別人になりきり、自分を置いて逃げたジョンウが許せず嘘をつき続けます。
しかし、ジョンウが14年間どれだけ自分を探し想い続けてくれたのか徐々に知り、さらに自分がいない間にジョンウが母ミョンヒと築いてきた関係も目の当たりにし、スヨンは心揺さぶられます。
ずっと自分の気持ちに嘘をついてきたスヨンでしたが、ある日ジョンウからその深い愛を告白されます。
そして、ようやく本心を明かしたスヨンの瞳を見て、彼女の気持ちがまだ自分にあることを察したジョンウ。
スヨンを涙ながらに見つめ、何度も愛おしそうに名前を呼びキスをします。
こうして今度こそスヨンを守るのだと、事件の真相を追っていくことになります。
https://k-plaza.com/2012/12/jyj-26.html
どんな扱いを受けても父への理想をずっと捨てられずにいたジョンウでしたが、ハリーの画策により徐々にジョンウはテジュンが怪しいことに気付き始めます。
結局、父がすべての黒幕だと知ったジョンウはテジュンと対面。
僕には父が2人いる、こうやって生きろと教えてくれたキム刑事と、こう生きてはいけないと教えてくれた父テジュンだとジョンウは口を開き始めます。
ヒョンジュンにあんな仕打ちをしておいて罪の意識を全く持たず、ジョンウが拉致されようとスヨンが性的暴行を受けようとお金にしか興味がなかったテジュン。
さらにスヨンに性的暴行を加えた犯人と手を組み、ジョンウの懇願も無視してスヨンが亡くなったことにした…。
テジュンの今まで犯してきた罪を羅列するジョンウの頬を叩くテジュン。
「それでも人間ですか?お父さんの息子であることが恥ずかしい」とジョンウは涙を流すのでした。
https://ameblo.jp/kayomama1030/entry-11450870855.html
そんな中、実は14年前からテジュンに監禁され生きていたヒョンジュンの母が亡くなります。
ずっとテジュンに母ヒョンジュを殺されたと思っていたヒョンジュンでしたが、実はテジュンに幽閉され精神疾患を患っていたヒョンジュ。
生きていたことを知り、ヒョンジュンは母と再会は果たしていたものの、結局守りきることができず、ヒョンジュンを息子だと認識することなくこの世を去ったのでした。
そして、14年前にキム刑事が亡くなった原因だった空き缶からヒョンジュンのDNAが検出。さらに他にも殺人など罪を犯していることが発覚。
ヒョンジュンに遂に緊急逮捕の指示が下ります。
自暴自棄になり追い込まれたヒョンジュンは、スヨンさえ手に入れば何もいらないと暴走を始めます。
スヨンを誘拐し、14年前の事件が起こった場所と同じ倉庫に閉じこもります。
そこへ突撃していくジョンウ。
ヒョンジュンが14年前の事件現場である倉庫を立てこもり場所に選んだのは、スヨンにジョンウがどんなに卑怯な男かを思い出させるためでした。
ジョンウに銃口を向けるヒョンジュン。
その時、スヨンは「あなたのことは本当に好きよ、でもこれが本当の愛なの」と言いジョンウの前に立ち銃口を自分の胸にあてます。
揉み合った結果、結局スヨンを守る形で撃たれてしまったジョンウ。
泣き叫ぶスヨンの気を引こうとヒョンジュンは自分の頭に銃を突きつけますが、見向きもしないスヨンに絶望したところへ警察が突入、ヒョンジュンは撃たれ意識を失います。
https://yuchmoch.exblog.jp/19854951/
それから10日後…何とか一命を取り留めたジョンウは早速現場に復帰し、相変わらず厳しい取り調べをしていました。
ミョンヒやウンジュとは仲睦まじく過ごし、ジョンウはスヨンの住民票を取り戻し彼女はようやく正式にスヨンとして帰ってきます。
そんなある日、2人はある場所へ向かいます。
そこには、頭に損傷を負ったために記憶を亡くし、学習能力をなくしたヒョンジュンがいました。
無期懲役の判決を受けた彼はすべてを忘れ、穏やかな表情を見せます。
何も覚えていないはずのヒョンジュン、しかし帰って行くスヨンを窓の外に見つけそっと手をさしのべるのでした…。
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またすべての元凶だったテジュンも逮捕され、重罪に処されていました。
ジョンウは面会へ行きますが、テジュンの傲慢な態度は変わらず親子の溝がなくなることはありませんでした…。
そうして10ヶ月が経ったある日、ジョンウたちの街に初雪が降り始めます。
以前、初雪の日に結婚しようとスヨンへプロポーズしていたジョンウは彼女の手を引いて教会へ。
そこで2人きりの結婚式を挙げ指輪を交換、愛を確かめ合います。
https://news.kstyle.com/article.ksn?articleNo=1960810
もう過去は忘れ、一緒に愛の力でどんなことも乗り越えようと誓いあった2人。
そんなジョンウの想像の中…。
そこには殺人犯の娘ではないスヨンと、ジョンウとヒョンジュンが仲良く公園で遊んでいます。
もしこんな風に出逢っていたらどうなっていただろう?とジョンウが投げかけます。
「それでもきっと、僕たちは愛し合っていたはずだ。」
『会いたい』の感想
https://news.kstyle.com/article.ksn?articleNo=1960888
ジョンウの一途すぎる愛に涙が止まらないドラマでした。
過去の後悔から14年もスヨンを探し続け、見つけてからは彼女を取り戻すために奮闘。
遂に見つけたスヨンから突き放されてもなお、めげることなく突き進むジョンウはかっこよかった!
また、悪役のような立ち位置になってしまったヒョンジュンでしたが、彼もまた可哀想な少年に過ぎませんでした。
親の愛を受けられずジョイに依存しすぎたために身の破滅を招いてしまい、どうも可哀想に思えてならないラスト。
一方のジョイを演じたユンウネはこのドラマで”涙の女王”と呼ばれるようになったほど、泣きのシーンが多数。
その切ない目の表情やぽろっとこぼれ落ちる涙に心震わせられた視聴者も多いのではないでしょうか。
パクユチョンとユンウネの切ないシーンの数々はとても心に残っています。
個人的に好きだったのが、ジョンウとスヨンの子役時代を演じたヨジングとキムソヒョンのカップル。
天才子役と称された2人による渾身の演技が、見る人を物語にぐっと引き込みました。
MBC演技大賞で6冠に輝いたのが納得できるキャストたちの演技力は圧巻!
序盤から性暴力という強烈な印象を残したドラマでしたが、最後にはジョンウの愛が正義を勝ち取るラストでほっとしました。
切なすぎる愛、衝撃の真実、至極のラブストーリーは多くの視聴者の涙を誘いました。
究極の愛をぜひ一度その目で見て、感動を味わってみてください。
最後に
『会いたい』はかなり過激な描写もあり問題にもなりましたが、ただの復讐劇ではなく、最後まで見ればこのドラマは愛の物語なのだとわかります。
辛く悲しい中でも心温まる愛のシーンが多く、感動してまた涙。
14年の時を経て愛を守ったジョンウとスヨンの結末、ぜひ1人でも多くの人に見ていただきたい作品です。