3次審査は個人対決
3次審査では、今までの練習生生活で培ってきた歌やダンスを競う個人対決「お前、出てこい!」が行われました。
個人対決はマイナーグループの練習生が席を奪いたいメジャーグループのメンバーを1人指名し、歌とダンスの実力勝負を行うという内容で、マイナーメンバーにとっては絶好の下剋上チャンスです。
ナヨンは、歌とダンスで確実に席を奪える相手としてツウィを選び、アリアナグランデの『Santa Tell Me』を披露しました。
sixteenの時のナヨンのsanta tell meめっちゃ好き!😍
いつ聞いても最高👍
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審査員3人から「ツウィの方が魅力的だったが、ナヨンは歌やダンスの実力や完成度が非常に高い」と評価され、審査員全員からの票を集めて見事ツウィに勝利したナヨンは、メジャーグループへ昇格しました。
しかし、その一方で負けず嫌いで策略家でもあるところが露呈し、一部の視聴者の間では気が強すぎる、性格が悪そうといった誤解を招いてしまった3次審査でもあります。
5年間も先の見えない大変な練習生生活を送ってきて、やっと目の前にきたチャンスを掴むために必死だったのでしょうね。
デビューがかかっているサバイバルオーディションですので、ナヨンの考え方や選択は決して間違っていなかったと言えます。
4次審査はグループ評価
4次審査からは今までの審査と形式が変わり、会場に観客を入れた観客投票制度がオーディションに取り入れられるようになりました。
そして、個人対決からチームワークが重視されるグループミッションにも変わっています。
メジャーグループを2組に分けた「メジャーAチーム」「メジャーBチーム」とマイナーグループを2組に分けた「マイナーAチーム」「マイナーBチーム」の計4チームでメジャーチーム対マイナーチームの対決が行われました。
ナヨンは、ジョンヨン、ミナ、チェリョンと同じメジャーAチームになり、マイナーBチームと対決することになりました。
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メジャーAチームは、パワフルなボーカルがいないという弱点をカバーできるファレルウィリアムスの『Happy』を選曲しました。
とにかくチームワークをアピールしつつ観客と一緒に盛り上がることを目標にステージを楽しんだ結果、審査員パクジニョンはメジャーAチームに勝利を言い渡しますが、最終結果を決める会場に詰め掛けた観客投票では、惜しくもマイナーBチームに届かず負けてしまいました。
しかし、4次審査ではチームメンバーを励ましたり、慰めたりするナヨンの面倒見の良さや優しさがたくさん見られ、3次審査で誤解されていた性格が悪そうというナヨンへのマイナスイメージが一気に覆され、チームワークはどのチームよりも良かったと高評価を受けました。
TWICEナヨンの性格って悪いの?本当の性格をエピソードと共に紹介
5次審査は人柄評価
5次審査の人柄評価の審査員は、『SIXTEEN』に参加している練習生たち全員です。
サバイバルオーディション中だけの出来事ではなく、大変な練習生生活を一緒に送ってきた、一番近くでお互いを見てきた練習生同士が審査員になって、最もデビューにふさわしいと思うメンバーをそれぞれ3人ずつ選びました。
審査基準は、JYPが求めている人材である3か条「悪口を言わない」「謙虚でいること」「誠実に生きること」を満たしているかどうかです。
ナヨンはチェリョン、ジウォン、チェヨン、ジョンヨンの4人から選ばれて人柄評価では3位にランクインし、マイナーグループからメジャークループに昇格しました。
ナヨンが選ばれた理由に「人のことを考えられる優しい人柄」、「年下の子たちの面倒をよく見てくれる」、「ダンスや歌の高い実力は、ナヨンが誠実に努力してきたから得られたもの」だと高評価がずらりと述べられました。
今までの審査では思わしくない評価が続いていたナヨンですが、審査員のパクジニョンではなく練習生にしか見えないナヨンの優れた人柄が伝わってきました。
6次審査はゲリラコンサートミッション
6次審査は、4次審査同様メジャーAとB、マイナーAとBの4チーム編成で、パフォーマンスの選曲から練習、観客動員まで全て自分たちで行わなければなりませんでした。
ナヨンはジョンヨンとツウィと同じメジャーBチームに組み分けられました。
【1日1ナヨン】
〜213日目〜
こんにちわー!懐かしのSIXTEENのナヨンさん!昔からほんとかわええな〜#1日1ナヨン#213日目 pic.twitter.com/y8tcW7FAyv— ノヤクック@(NL団)(ナヨン党) (@noyakukku_once) April 24, 2020
コンサートが行われる当日に、自分たちで観客を集めなければならない中、メジャーBチームはナヨンの母校である江東高校に行って学生たちをゲリラコンサートに招待し、Miss Aの『Hush』を披露しました。
見ていて不安にならない安定したパフォーマンスで妖しくセクシーな魅力を披露しましたが、なんと最終順位は4チーム中最下位という残念な結果でした。
メジャーBチームの敗因は、招待した観客のほとんどが学生だったために夜のゲリラコンサートに来ることが出来ず、集客数や投票数が少なくなってしまったからです。
その結果、ナヨンは最終審査を目前にしてメジャーグループからマイナーグループに再び降格してしまいました。
デビューが目の前に差し迫っているというのに、マイナー降格という辛い結果になってしまいましたが、それでも審査員のパクジニョンはナヨンのチームを引っ張っていくリーダーシップの高さが評価されていたので、ナヨンにとってはせめてもの救いだったでしょうね。
最終審査
最終審査は、メジャーグループとマイナーグループによる最後のパフォーマンス対決です。
新生ガールズグループ『TWICE』のために用意されたパクジニョンのオリジナル曲3曲の内1曲は両チーム共通で、他の2曲はそれぞれのチームに与えられました。
ナヨンのマイナーグループに課せられた曲は『Truth』で、2グループ共通の曲は『Do it again』です。
長い戦いだったサバイバルオーディション『SIXTEEN』の集大成となる最終審査の第1ラウンドで、マイナーチームは『Truth』を披露しました。
ヒップホップ色が強い楽曲で、高い歌唱力とリズム感が求められますが、ナヨンはリードボーカルとしてしっかりグループの歌唱面をカバーした素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。
審査員のパクジニョンは、とても上手に出来ているが年上としてチームを引っ張っていかなければならないと責任を感じている不安さが垣間見えたとナヨンを評価しました。
しかし、第1ラウンドはとても自由でステージを楽しんでいる様子がみられたというナヨン属するマイナーチームに軍配が上がります。
続く第2ラウンドは、両チーム共通の『Do it again』を披露しました。
『Do it again』アップテンポで明るく可愛くエネルギーに溢れた、正に新人アイドル『TWICE』にぴったりな曲です。
ナヨンは第1ラウンドでパクジニョンに指摘された「責任感から生じる不安さ」を見事に消し去り、まるで遊んでいるかのように心からステージを楽しむ姿を見せてくれました。
それは、審査員パクジニョン、そして会場に集まった観客にもしっかりと伝わっており第2ラウンドもマイナーチームの勝利、そして最終審査の観客投票の結果ナヨンは1位を獲得しました。
TWICEナヨンの誕生
TWICEとしてデビューする最終メンバー発表の瞬間、1番最初にTWICEのメンバーに選ばれたのがナヨンです。
メジャーからスタートし、何度もマイナーに落ちてはメジャーに這い上がってきたナヨンは、最後もマイナーグループからデビュー組への昇格となりました。
パクジニョンが1番にナヨンを『TWICE』のメンバーとして選んだ理由として、ナヨンはたとえ歌とダンスを失敗したとしても一定水準以上の実力があり、ナヨンがいたチームはいつもチームワークが良くて見ている人を良い気分にさせてくれるからだと賞賛しました。
こうして、2015年10月20日に『Like OOH-AHH』でナヨンが長年夢見てきた歌手デビューがようやく叶いました。
幼少期に1度手にしかけたJYP入社への切符を一度は手放しましたが、夢を諦められずもう1度今度は自らJYPの入社を勝ち取ったナヨン。
その時ナヨンが言った「諦めずに頑張ります」という言葉通り、ナヨンは最後まで頑張ってくれましたよね。
約5年間の練習生生活を経て、『TWICEのナヨン』として新たに生まれ変わったナヨンは、『TWICE』の看板を背負う永遠のセンターとして今も世界中のファンから愛されています。