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『むやみに切なく』のネタバレ
ジュニョンからの告白を一度は断るウルでしたが、やがてジュニョンの一途な思いにウルの心も動き2人は付き合うことに。
幸せな日々を過ごしていたある日、Kpopフェスティバルにジュニョンが出演することになります。
スタッフとして同席したウルは、ジュニョンの裏方スタッフとして支えていました。
そのフェスティバルに、ジュニョンの大ファンであるジテの妹ハルが父親のヒョンジュンと共に参加していました。
そして、ヒョンジュンは国会議員の圧力に屈し、ウルの父親のひき逃げ事件の犯人のでっち上げに加担してしまったお詫びとして、お金を渡そうとします。
そんなことよりまずはしっかり謝るべきとヒョンジュンに声を荒げるウル。
イベント終了後、怒りを抑えられない車に乗ったウルは、我を失いヒョンジュンに向かってアクセルを踏み発進。
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しかし、間一髪で車からヒョンジュンをかばい、倒れこむジュニョン。
ウルもまた我に返り、直前でハンドルを切ります。
ヒョンジュンは、ウルが10年前の少女だと知り事故の件は伏せておこうと決意。
しかし、ヒョンジュンの妻ウンスはウルの過去を調べ上げ、ヒョンジュンが加担した事件の被害者遺族であることを知っていました。
また、ジュニョンがヒョンジュンの実の息子であることまで調べ上げていたのです。
ヒョンジュンがウルの運転する車によって事故に合いかけたと知り、殺人未遂事件としてウンスが手を回しウルを訴えてしまいます。
ウルは突然投獄されてしまいジュニョンの迎えを待つも、病が進行し始めたジュニョンは体調がすぐれず迎えに行けない日が続きます。
倒れたジュニョンの看病をしていたヨンオクは、ジュニョンが脳腫瘍であることを知り涙に暮れます。
ウルを迎えに行こうとするのを、引き留めていたヨンオク。
そんな時、ジュニョンはなぜ検事の夢を捨てたのかを初めてヨンオクに語るのでした。
https://blog.naver.com/melanies/220780441374
「ウルの父親がひき逃げ事件で亡くなって、その事件の担当検事が父さんだった。ウルは犯人を目撃したけど、父さんは別の人物を犯人にした。圧力に負けたんだよ。だから俺は、ウルと一緒に闘う」
ジュニョンの言葉を聞き、ヒョンジュンを信じていたヨンオクはショックを受けます。
ジュニョンは、ヒョンジュンのもとへ行きウルを釈放するよう話をします。
いくら頼まれても応じられない、というヒョンジュンにジュニョンはウルの父親の事件の話を持ち出し、すべて公表するとヒョンジュンを脅迫。
こうして、なんとかウルは釈放されるのでした。
残された人生をウルと過ごすと決めたジュニョンは、ウルの父親を殺した真犯人を必ず自分が捕まえると決め、当時の裁判に関わった人物に接触して調べ始めます。
https://blog.naver.com/sunjuyim/220787494986
やがて、真犯人がジョンウンという女性だったこと、彼女の父親が政治家で圧力があったことを突き止めたジュニョン。
どうやってジョンウンに罪を認めさせるか悩んだ挙句、ジュニョンはある決意をします。
一方、ジョンウンはその頃ジテとの婚約式に出席するも、ジテが現れず皆の前で大恥をかいてしまいます。
やけ酒を飲んだジョンウンはバーの外でプールに落ちてしまいますが、ジュニョンがさっそうと現れジョンウンを助けます。
こうしてジョンウンと知り合いになったジュニョンは、さらに距離を縮めジョンウンが自分に好意を持つよう仕向け始めます。
ウルにジョンウンの罪を認めさせる計画が知られると引き留められると考え、わざとウルに冷たくし、別れを切り出したジュニョン。
しかしウルは受け入れられず、涙を流します。
その頃、ジュニョンと出会ってすぐに撮影したドキュメンタリーの編集を任されたウルは、ジュニョンの映像を編集していると、音声がない映像を見つけます。
口の動きを読み、「俺には 時間が 残されて いないんだ」という言葉を読み取るウル。
https://m.post.naver.com/viewer/postView.nhn?volumeNo=4907522
嫌な予感がしたウルはジュニョンが通っている病院に押しかけ、主治医からジュニョンの詳しい病状を聞き出したのでした。
ジュニョンの家に向かい病気のことを問いただすも、ウルは追い出されてしまい、ジュニョンはウルの目の前でジョンウンを家に招きます。
そしてジョンウンに偽の告白をしてキスを。
https://blog.naver.com/nsangahn/220799855572
ジョンウンはジュニョンに完全に心を奪われてしまいます。
ジテに婚約を破棄したい、と自ら申し出たジョンウンでしたが、事態を見守っていたジテがジュニョンがウルのために復讐をしているのだと直感します。
ジュニョンと出会った後、ジュニョンが父ヒョンジュンの実子であることを知っていたジテは、病のことも後で知りショックを受けていました。
ジテはジュニョンに会い、「ジョンウンを利用してるんだろ。復讐に大事な時間を使うのはやめろ」と復讐を止めようとするも、ジュニョンの意志は固く止められません。
そしてついに、ジュニョンはジョンウンを自宅に招いた際に隠しカメラを回し、ウルの父のひき逃げ事件の話を持ち出します。別室にはウルを呼び出し、録画現場をウルに見せていました。
https://blog.naver.com/kslki200/220801774051
「あの時のひき逃げした車、君が運転してたんだろ?」と問うジュニョンに「何の話?呆れるわね。何が言いたいのよ」と答えるジョンウン。
「君が良心のある人間なら、あのときは怖くなって逃げてしまった、パニックだった、罪悪感に苦しんだ、そういう言葉が聞けると思ってたけど、残念だ。証拠は全てそろってる。法廷で会えばいい」と続けるジュニョン。
我を忘れたジョンウンは「あなた私の父が誰か忘れたの?何の証拠があるか知らないけど、あの時みたいに今回も検事を操れば終わりよ。証拠なんてないんでしょ?」と口にしてしまいます。
ジュニョンは「ないよ。でも今あんたが自白してくれた。この映像で十分だ。ウル、見てるか?これが俺の、人生最後の仕事だ」と言うと、ジョンウンは慌てて走り去ってしまいます。
真実を知ったウルは涙し、ジュニョンの本心をやっと理解したのでした。
その後、ウルはヒョンジュンのもとを訪ね、昔掴んでいた証拠となるUSBの映像をヒョンジュンに渡します。
ウルは10年前、父の事件を調べる中でヒョンジュンがジョンウンの父と密会している映像を撮り持っていたのです。
https://entertain.naver.com/read?oid=438&aid=0000011254
「なぜこれを私に?」というヒョンジュンに
「ジョンウンさんが車を運転していたことは知っています。どうすべきか考えてください。コピーはありません。これが原本です」と告げてウルは立ち去ります。
ヒョンジュンはその少し前にヨンオクと会い、ジュニョンが息子であること、長く生きられないことを聞いていました。
「あの子を…どうかあなたの力で助けてやって」とヨンオクから涙ながらに頼まれていました。
ヨンオクやジュニョンのことを思い、頭を抱えるヒョンジュンでしたが、やがてある決意を固めます。
その後、病が進行していくジュニョンのそばで過ごすことを決めたウルでしたが、待ち合わせに現れたジュニョンは記憶が混乱し、学生時代に戻っていました。
最近の出来事を全て忘れてしまい、楽しそうに話すジュニョンを見てウルもその時間を楽しみます。
その後もジュニョンは記憶が混乱することが増えていました。
しかしウルはそれでも幸せで、2人は穏やかな日々を過ごします。
https://blog.naver.com/wishmedia/220808402000
その直後、ウルがヒョンジュンに渡した映像がニュースで流れ、ヒョンジュンは警察に出頭。
ヒョンジュンは、全てを失っても心に正直になる道を選んだのでした。
再び逃亡しようとしていたジョンウンも警察に逮捕され、時効前の事件解決となりました。
事件の真相が明らかになり、やっと心が晴れたウルとジクの姉弟。
ジュニョンとウルは、ジュニョンの家で暮らすこととなり、ジュニョンの最期の時まで精いっぱい幸せに暮らすのでした。
『むやみに切なく』の感想
タイトルだけを見るとどんなに悲しいストーリーなのかと思いましたが、キャスティングが若い俳優陣だったので、期待しつつ見ていました。
このドラマの展開は大きく、ウルとジュニョンの10年前から続くピュアなラブストーリーと、ウルの父親の事件の解決、の2点でした。
ただ、ウルが最初から犯人を目撃していたこともあり最初の時点で視聴者は犯人が分かっている状態でしたし、解決に向けた道筋を追う形だったので物足りない、と感じた人もいたかもしれませんね。
豪華なキャスティングのわりには視聴率が高くなかったのは、サスペンス性が低かったのでラブストーリーの部分だけで見ている人が多かったからなのかな、と思いました。
ただ、キムウビンの演技力や目力に引き込まれましたし、病の中でどのように生きるのか、を美しく描いたドラマという点では、良かったと思います。
脇役だったジョンウン役のイムジュウンの悪女ぶりは見どころの1つでしたね。
ジュニョンと母親、実父でありながら子供の存在をしらなかったヒョンジュン、この3人の関係が個人的にはとても気になりつつ見ていました。
ラストでは恋人としての愛、親子愛、友情などが上手く調和していたと思います。