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BTSの兵役については、韓国国内のみならず世界が注目している話題ですよね。
そんな中、昨年には実質BTSの兵役延期を認める兵役法が制定され、入隊期限が近づいていた最年長ジンもすぐに入隊する必要がなくなりました。
BTSは今後兵役免除となる可能性はあるのか、行くとなれば全員なのか個別なのか、気になることは尽きませんよね。
そんな気になるBTSと兵役について、徹底的に紹介していきます。
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BTSのために兵役法を改正!BTS法?
2020年12月、兵役法の改正案が可決されたことにより、「大衆文化芸術分野において優秀な成績を残している者」は満30歳まで入隊延期が認められました。
防弾少年団完全体、2022年まで見られる… 満30歳まで入隊延期可能
兵役法改正案に基づいて、大衆文化芸術分野優秀者で国家の地位と品格を高めるために大きく寄与したと認められる者については軍の徴集と招集を30歳まで入隊を遅らせることができる。防弾少年団は兵役延期の対象となるとみられる #BTS pic.twitter.com/lbPVjyNnoj
— keitadj (@keitadj3) December 1, 2020
これは、文化勲章・褒章を受章した者の中でも、文化体育観光部長官が功績があると推薦した者が該当するとされています。
まだBTSが兵役延期の対象になると正式に発表されたわけではありませんが、BTSは2018年に「花冠文化勲章」を受章しており、世界的にも活躍しているため、延期が認められる可能性は極めて高いと言われています。
そもそもBTSの兵役については、長い間議論されてきましたよね。
昨年10月には、韓国人歌手で初めてビルボードのシングルチャートHOT100で1位を取り、11月にはグラミー賞にノミネートされるなど、その勢いは止まることなく、史上例を見ない功績を挙げてきました。
最年長ジンの入隊期限を目前に延期が認められたことも含めて考えると、今回の兵役法改正はBTSの活躍がきっかけとなったと言えるでしょう。
実際一部ではBTS法とも呼ばれたりしています。
これからBTSが兵役免除になる可能性はある?
韓国ではオリンピックメダリストや、芸術分野でも国際コンクールで2位以内に入賞した者は兵役が免除されることがあります。
1973年に兵役特例法が制定されて以来、KPOPなどの大衆文化も大きな功績を挙げてきたことから、現代に合わせた法改正が必要だという声もあります。
兵役免除を支持する側からは、「BTSも免除されるスポーツ選手などに匹敵する影響力があり、その公平性を訴えて免除対象にすべきでは」という意見があがっています。
一方、免除反対側からは「BTSは国の名誉のために音楽活動をしているわけではない」という意見もあり、一筋縄とはいきません。
また「他の分野で活躍している人たちとの兼ね合いも難しい、それこそ公平性に欠くのでは」と言われているのが現状です。
そもそもBTS本人たちは入隊の意思があり、ファンも延期をして欲しいだけで免除を望んでいるわけではないというのが大多数の意見のようです。
長年変わらなかった兵役法が、BTSの様々な功績を考慮して兵役延期の特例を制定という結果となったことも踏まえて考えると、すぐに兵役免除が認められる可能性は低いのではないかと思います。
しかし、韓国にとってBTSの経済効果や世界的な影響力は大きく、そういった側面で考えると免除をするメリットは大きいのは事実。
そのため免除を進めようとする政治家もいますが、BTSを政治利用するなという反発が起きているのが現状です。
このような現状を踏まえると、将来的にアーティストにも兵役免除が適用される可能性はありますが、BTSがそうなる可能性は極めて低いでしょう。
BTS兵役延期や免除に批判の声もある?
大衆文化における活躍ぶりから、BTSの兵役延期を認めるべきだという声が高まった一方で、上記にも述べたとおり、公平性という部分で反対意見もあるようです。
歌謡界における特例を受ける基準を設けても、他の分野で同じように活躍している人たちにとって公平ではないと捉えられてしまうというのが1つの理由だそうです。
またKPOPで活躍する他のグループとの兼ね合いも難しい点です。
できるだけ長くメンバー全員で活動することを望むのは、どこのグループでも一緒ですよね。
実際、「BTSを認めるなら世界大会で優勝したプロゲーマーも認めるべきだ」や「今までのKPOPアイドルたちは兵役に行ってきた」と平等性に欠くと主張する人も少なくありません。
BTSのための法改正となるとそういった公平性が問題視され、BTSが不必要に非難されることによって本人たちも苦しい思いをするのではという懸念もあります。
トレンドのBTS法見たけど、兵役に関して等の本人達は「兵役は当然の義務でその時が来たら行きます」ってはっきり言ってて免除云々はあくまで周りが騒ぎ立ててるだけなのにちらっと報道を見た人が「特別扱いか」「ずるい」等言ってるのを見てモヤモヤ…中途半端に報道するからこういう事になる…
— (@okinu_dong) September 23, 2020
そのため一部の中には、ファンであってもBTSの兵役延期や免除は望まない人もいます。
BTSの兵役はいつになりそう?個別?全員一緒?
今回の兵役法改正で、メンバーそれぞれの兵役の入隊期限は以下のようになりました。
ジン:2022年12月
ユンギ:2023年3月
ホソク:2024年2月
ナムジュン:2024年9月
ジミン:2025年10月
テテ:2025年12月
ジョングク:2027年9月
それぞれ30歳になる誕生日の前までの入隊が原則となっています。
最年長ジンは、現段階で1年10ヶ月弱の活動期間があるということになります。
現在、コロナウィルスの影響で延期となっている『MAP OF THE SOUL TOUR』は、当初の予定では約半年をかけて18都市を回る予定でした。
可能であればこのツアーを完走させてから入隊を考えているのではないかと思うので、延期期限いっぱい活動するのではないかと思われます。
それでは、次にBTSの完全体が見られるのはいつなのかという点も気になりますよね。
もし全員がバラバラに入隊し、最年少であるジョングクが期限に入隊するとすれば、1年半の服務と考えても全員揃うのは2029年3月頃となり、完全体の姿を見るには6年3ヶ月以上かかります。
しかしBTSのメンバーはグループでの活動にこだわりがありますよね。
グループ全体の空白期間を最小限に抑えるためにも、全員同時入隊あるいはあまり期間を空けずに、数人ずつまとまっての入隊となる可能性が高いと思います。
また公式発表ではありませんが、ある韓国メディアによると「本人たちも同時入隊を希望している」という話もあがっているそうです。
デリケートな話題であることからメンバーたちも公での発言を控えていますが、本人たちも納得のいく形で入隊できれば嬉しいですよね。